結婚式に至るまでの余興の裏話を。
金曜日、仕事が終わったのが午前2時過ぎ、そこからタクシーで帰宅。アパートに着いたのが3時前。なんの準備もしていなかったので、バタバタとバッグに荷物を詰め込み、家を出たのが午前4時。冬の朝の街中すべてが固まってしまったかのような、キンキンの空気の中バイクを飛ばして、羽田空港近くのホテルへ急ぐ。このホテルで、イベント関係の企画や制作の会社に勤めているばっかりに、映像の編集を丸投げされた友人Mが、披露宴で流すための余興ビデオの編集におわれている。「おつかれ〜」とホテルの一室へ。「まぁ、とりあえず見てくれ」と出来上がったばかりの映像をじっくりと見せてもらう。 結婚式で余興をやるという話を聞いたのが11月の上旬。東京組は東京組で、香川組は香川組で何かやるということで、東京組には芸達者な友達も多いことだから、てっきり笑いの方へもっていくのかと思っていたら、笑わすよりも泣かしてしまおうということに。とにかく今まで新郎に関わってきた、できるだけ多くの人達から、サッカー部なのでサッカーボールに寄せ書きをもらい(ベタに)、それだけだとあまりにも味気がないので、いつか結ばれる運命にある男女は赤い糸でつながっているという迷信から、みんなに赤い糸を左手の小指に巻いてもらい、同じアングルで撮影した写真や映像をムービーにしようと。意外に企画もすんなり決まり、さっそく制作にとりかかる。友人Yの運転する車で東京をあっちへ行ったり、こっちへ行ったり。毎週、香川の友達に会いに行き、写真を撮り、映像を撮り、寄せ書きを貰い、喋って、笑って、ついでに飲んで、呑まれて、週末が来るのが楽しみだったこの一ヶ月。新郎新婦2人のために始めたものの、最終的には自分達が飲みたいからという理由で、毎週会ってたような気も・・・。その一枚、一枚が、その一秒、一秒が繋ぎ合わされ、Bank Bandの"糸"にのって幸せに満ちた映像が紡がれる。 披露宴も順調に進み、ガッチガッチに緊張した友達がスピーチを終えた後、余興。大きな大きなスクリーンに映像が流れ出す。こちらの狙い通り、新郎は大号泣というわけにはいかなかったけれど。みんなの2人の幸せを願うあったかい気持ちは、ちゃんと届いたように思う。時間のない中、突然の連絡にも関わらず「ええよ〜」と快く協力してくれた、香川のみんな、東京のみんな、本当に本当にどうもありがとう。友人・知人の独身の皆様、映像は無理でもイラストくらいは描かせて頂きますので、結婚する際にはご一報いただければと。もちろん友情価格(無料)で、承ります。
by monday_panda
| 2008-12-19 23:08
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