Top
人知れず咲く。
昼過ぎに京浜急行に揺られて、神奈川まで。
彫刻をやってる大学の同級生の、制作のちょっとしたお手伝いに。
降りたことのない駅、歩いたことのない町、なんでか楽しい。
駅に着き、連絡しようとしていると、短パンに渋い柄のシャツを羽織り、
サンダルをつっかけた友達がタイミングよく出迎えてくれた。
一日の中で一番高い所にいる太陽の下、引っ越したばっかりだという家へ向かう。
『ここ、ここ。』となんだか立派な一軒家へ入って行く。
制作のために広いアトリエも兼ねた場所を探した結果が一軒家だったらしい。

風の気持ちよく抜ける畳の上で、久しぶりにお互いの近況やなんやかんやを話す。
9月にある北京での展示のために友人何人かに、作品に協力してもらってるとのこと。
自然と話は制作のことや、美術のことに。イラスト、絵本、デザイン、現代美術、
それぞれの分野で活動・活躍している友人、知人のことなんかをつらつらと。
今回はライフマスクを使った作品ということで、
べっとりとワセリンを顔中に塗りたくり、鼻にストローを突っ込んで横になる。
その状態から少しずつ顔に石膏を垂らし顏の型をとってゆく。
初めてのことなので多少不安を抱きつつも、30分程度で無事終了。
これがどんな作品になるのか?また素敵な作品を見せてほしい。

こんなふうに、時々、制作の手伝いや、個展や、出版物や、ネットやで
友達の作品を目にする機会もあり、その度『がんばってんな』なんて思うわけで。

ひとつとして同じではない鮮やかな色、ユニークな形で咲く花のように、
作品もまた、どれだけの人の目に触れ、どれだけの人が足を止め、
摘み取り、綺麗な花瓶に飾ってくれるのか。
人知れず咲く花もあって、人知れず散る花もあって。

b0115008_22422694.jpg

[PR]
# by monday_panda | 2007-08-05 22:44 | art | Comments(2)
32℃。
ジリジリと焼けつき 乾ききったアスファルトに
深く濃くしっかりと 輪郭を刻み込まれる黒い影
白い太陽の光と匂いを チラチラと弾きとばす鮮やかな緑
8月の少し赤味をおびた高い空に 雲がまだらに模様を描く
湿った生ぬるい風が 誰彼かまわず絡みつき
アイスクリームの溶けるスピードで夏がゆく


暑中お見舞い申し上げます。


b0115008_23361881.jpg

[PR]
# by monday_panda | 2007-08-03 23:36 | daily | Comments(2)
誰かの気配。
実家を出てからもう10年近くたつ。一人暮らしが長くなると自分だけの
変なクセがついてしまう。人に言っても首をかしげられるような。

大阪で浪人してた時の家は、同じ予備校に通う、愛媛出身の人と高知出身の人と
香川出身の自分と、なぜかマレーシア人の留学生の4人で一軒家に住んでいた。
同じ四国出身ということもあり、特に愛媛の人とはよく一緒に飯を作ったり、
夜遅くまでだらだらと喋ってたり。予備校の友達もしょっちゅう遊びに来てたので、
いつもぎやかで、浪人してることを忘れるくらい楽観的に毎日を過ごしてた。

金沢で学生生活を送っていた時は、2回生の時に、大学に近いボロボロの一軒家に
引っ越したことがきっかけで、サッカー部の溜まり場みたいになってしまった。
誰かの誕生会、クリスマス、飲み会、特にこれといったイベントがなくても
誰かしら家に遊びに来て、というよりも、まるで自分のうちみたいに、
ゴロゴロとゲームをしたり、マンガを読んだり、夜遅くなっても帰るという
選択肢は最初からないのか、当然のごとくこたつにもぐり込んで眠りだす。
それが自然で、それが日常だった。
いつもいつも、心地のいい、誰かの気配を感じながら過ごしていた。

東京で社会人をしている今は、生活も不規則で、徹夜で朝まで仕事のあと、
出勤している人たちの中を、逆流しながら家に帰ることもしばしば。
今のところ完全に家は、寝るためだけの場所に成り下がっている。
月々67,000円の簡易ホテルに。
ただ、朝まで仕事で、眠い目こすってふらふらと家に着いた時の、
誰の気配もない部屋に溢れている朝日だけは、なかなかのもんかな、と。

b0115008_23311824.jpg

[PR]
# by monday_panda | 2007-08-02 23:33 | daily | Comments(2)
埋もれる個性。
現在勤めている会社では、主に紙媒体の広告の制作をしている。
例をあげるとポスター、新聞、POP、カタログ、チラシ、
飲料のパッケージなんかを作ることもある。
それに伴って、ロゴマークやキャラクターを考えたりもする。
制作したものすべてが世の中に出ていくわけではなくて、
残念だけど、いろいろな事情でボツになるものの方がはるかに多い。

例えば、キャラクターの話。
以前、ある仕事でキャラクターを使って広告展開をしていこうということになり、
その期間は、ひたすらキャラクターを考えた。
キャラクターを使う利点として、企業の偉そうなおっさんに、
『これは素晴らしい商品だ!買いなさい!』なんて言われるよりも、
かわいらしいキャラクターに『買ってね!』と言われるほうが買う気にもなる。
たったひとつのキャラクターが商品(企業)と消費者の距離を縮める
手助けとなったり、使い方次第ではキャラクターだけでも
ひとつの大きなビジネスに化けることもある。

いつのまにか知らぬまに消えていくのか、それとも予想以上に世間に浸透し、
大きな価値を生み出すのか、その可能性はどのキャラクターにもあると思う。
採用されたものにも、ボツになったものにも。キャラクターの善し悪しだけでなく、
流行や需要、それ以外の要素に左右されるコトの方が圧倒的に大きいはずで。
結局、キャラクターによる広告展開はなくなり、もちろん生まれたキャラクターも
僕のMacの奥底に、誰の目にも触れる事なく埋もれていったわけで。
何千、何万、ものすごい数のキャラクターが日の目を見ないまま消えていく一方で、
一握りの、実力だけじゃなく運も合わせ持ったキャラクターが大きな影響力を持つ。

なんだかそれが、世の中の仕組み・成り立ちに似ているなと思う。
ただそんなふうに埋もれてても、ムダにあがいていたいなと思う。

b0115008_22453790.jpg

[PR]
# by monday_panda | 2007-08-01 22:48 | design | Comments(2)
考えて走るよりも。
AM 8:30。目覚めが悪い。
昨晩のアジアカップ、韓国戦の嫌ぁ〜な負けを引きずったまま、
東京に出てきた当初から参加させてもらっている、大学の先輩の会社の
フットサルチームの練習のために、スパイクやゲームシャツをカバンに
詰め込んで家を出る。

ボールを蹴りながら当然のごとく、話題は日本代表のこと。
自分勝手な意見をあーだこーだと口にする。

伝統の日韓戦。
今まで続く日本と韓国の間にどういう背景、歴史があるのか詳しいことは
正直あまり知らないけれど、韓国の選手の憎しみのようにも受け取れる
闘争心にはいつも驚かされる。激しく、熱く、猛々しい。
それに比べると日本の選手はどこかひょうひょうとしていて、クールに
スマートに見えてしまう。サッカーをする上で冷静にやるのは必要だけど。
そのクールさがギリギリの戦いの中ではマイナスに働くよーな気がしてしまう。

自分の中での本当の日本代表は、どうしてもドーハ組のままなのかもしれない。
15年前に比べると、技術、戦術、ほぼどの部分を取ってみても現在の方が
遥かに上だとは思うけれど、ただひとつ気持ちの部分はどうなんだろう。
1992年の広島でのアジアカップ。対イラン戦。
決勝点をたたき込んだカズの『足に魂こめました』という言葉。
今の代表にこんな言葉を真剣に言える選手がいるのかなと?

気合い。根性。大和魂。そんなもんで日本は成長してきたハズなのに。

b0115008_23371845.jpg

[PR]
# by monday_panda | 2007-07-29 23:39 | football | Comments(2)



イラストレーター栄元太郎のブログ。イラストや写真や言葉。溜まったものを、ぽこぽことアウトプット。
by monday_panda
カテゴリ
works【 illust 】
works【 Design 】
daily
illustration
design
art
stroll
book
movie
sports
football
198030age
タグ
(176)
(117)
(90)
(51)
(46)
(24)
(23)
(20)
(15)
(10)
(5)
(3)
(3)
以前の記事
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
more...
リンク
フォロー中のブログ
TETSUO YAMAJ...
frip design ...
電気屋の庭
かくかくしかじか
九心の陶芸
MIRU PRINT
30サイの成人式 改め ...
記事ランキング
画像一覧