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4月。新年度が始まりました。18歳の春、地元を離れ、なんだかんだで16年が経ちました。学生の頃は休みになると一目散で地元に帰っていましたが、社会人になると、年末年始だけしか帰省しなくなりました。僕の地元は香川県の西の方にある三豊市というところです。といっても地元にいた頃は市ではなく、三豊郡でした。いつのまにか7つの町が合併して、市になっていたというわけです。地元と聞いてイメージすることといえば、『田舎』『うどん』『ヤンキー』です。いまいちパッとしないイメージですが、そんな地元が僕は大好きです。
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©MITOYO CITY

そんなイメージのひとつ“ヤンキー”ですが。三豊市にある、当時、僕の通っていた中学校にも、不良と呼ばれるような友達がいました。ヤンキー漫画ほど凶悪ではありませんが、まだまだ不良文化のようなものは残っている時代でした。学ランは短ランにボンタン。女子は引きずる程長いスカート。髪型はリーゼント、アイパー、ツーブロック。見事にペッタンコにされたカバンには『喧嘩上等』のステッカーが貼られ、机には『天上天下唯我独尊』の文字が彫られ。チャリンコはハイポストにカマハン。中学の周りを単車が爆音でやってきたり、校庭に入ってきたり。毎日のように授業中に誰かがキレて教室を飛び出していったり、友達が先生に殴りかかって取っ組み合いになったり。はたまた、友達が椅子を勢いよく振り上げる姿、好きだった女子が窓ガラスを素手で割る姿、新任の女性教師が大粒の涙を流す姿なんかも、今でも鮮明に思い出されます。とりあえず中学生がやりそうなやんちゃな出来事は、大体、身の回りで起こっていました。とにかく悪ぶりたい。友達にさえ強がってみせたい。行儀よく真面目なんてくそくらえ!と思っていました(尾崎か)。自分も含めみんな、そんなことがカッコいいことの証明、みたいな年頃だったような気がします。こう書いてみると、もの凄く荒廃した学校に思えますが、そんなこともあったということです。毎日、学校に行って友達に会うのはとても楽しかったです。

昨年末、そんな地元、三豊市のご当地ナンバープレートのデザイン公募に応募してみました。でもって、ありがたいことに、採用していただきました。そのナンバーの交付が4月より始まったそうです。20年前の自分たちだったら、こんなマーガレット柄のナンバーなんか『ダッせぇ〜!誰がつけるんや!』と一蹴していたとは思いますが...。きっと今ならすすんで付けてくれることでしょう。ということで、地元香川県三豊市にお住まいのみなさま、ご興味ありましたらぜひ、花柄のナンバープレートを。そしてもうひとつ、三豊市の婚姻届にも同じイラストが採用されています。自分にはまだまだ無縁の婚姻届ですが、ご結婚されるみなさまに、愛を込めて花柄を。

→ みとよHOTほっとNEWS
 
Client : 三豊市
Media : ナンバープレート
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by monday_panda | 2015-04-09 10:06 | works【 illust 】
絵描き道。
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三年以上も放置していたホームページを、リニューアルしました。(パンパカパ〜ン!)
お時間ある時にでも、お茶でもすすりながら覗いてみてください。(舌の火傷には注意して!)
お暇な時にでも、煎餅でも口一杯に頬張りながら、ご覧ください。(喉に詰まらせないように!)
気持ち新たに、過去をリセットしてイラスト業に精進いたします。(かっ、過去に何が...?)
ふんどしを締め直して、ネジを巻き直して絵描き道に邁進します。(ふんどしは着けてません!)
夏休みが終わります。お仕事をください。

新装開店! → www.taroeimoto.com
 
 
 
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by monday_panda | 2014-08-31 10:38 | illustration | Comments(0)
DESIGN WORKS 22
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先日、予備校時代からのお友達と美術館デート。出張で上京していた友達に、見たい展示があるから一緒に行こうや〜、と誘われ、朝も早よから六本木へ。平日の午前中、風はまだ冬の名残をとどめてはいるけれど、日差しはもう春のそれだ。

国立新美術館の『イメージの力』から、森美術館の『アンディ・ウォーホル展』へハシゴ。普段、まったくアートに触れない僕は、ウォーホルを見る前にすでにぐったり。『ちょっともう疲れてるやん!』と突っ込まれるありさま。美大を出たわりに自分は、美術に関してとても疎い。それに多くを語れる知識や言葉を持ち合わせていない。必要ないとも思っている。『この作品は時流に一石を投じるテーマを掲げていて、コンセプチュアルなアプローチや新しい表現方法でアウトプットされていて、それでいて直感的な部分が見る側の感性を強く刺激してきます。うんぬんかんぬん』なんてのは嘘っぽい。それっぽいけど、嘘っぽい。『この作品、ええな〜。なんかわからんけど、好きやわー!』それくらいが気持ちいい。本音なんてそんなもんだろうと。なんてことを思っていますが、見るのはやっぱり楽しいもんです。久しぶりにどっぷり美術に浸かり、なんだか制作意欲が、ぽっ、ぽっ、と芽を出したような気がした早春の昼下がり。

そんなことはさておき、もうひとつ美術の話題を。美大の友人である、美術家・尾崎真悟の個展『あんで しるして』が今週末21日から開催されます。それに合わせて、個展のポスターとDMをデザインさせてもらいました。アート雑誌の記事みたく、誰もが行きたくなるような洒落た言い回しで、彼の作品を紹介する文章力はありませんので、作品はぜひ会場で。結局は見てなんぼ、見られてなんぼの世界。百聞は一見に如かず。梅のつぼみも綻び、沈丁花は香る、花見月。春はもうそこまで。柔らかい日差しの中、お散歩がてら彼の作品をのぞきに行ってみてはいかがでしょうか。

個展詳細はこちら → Shingo Ozaki web / Zuishoji Art Projects
 
Client : 尾崎真悟 / ZAP
Media : A2ポスター / DM
 
 
 
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by monday_panda | 2014-03-19 14:28 | works【 Design 】
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2013年もあと10日ほどです。つけっぱなしのラジオからは、クリスマスソングやウィンターソングがヘビーローテーション。『今年はどんな一年でしたか?』『今年の点数をつけるなら?』なんて、爽やか過ぎる声でラジオパーソナリティは問いかけています。もうそういう季節なんです。

そんな質問に真面目に答えると、今年はよく『こども』の絵を描いた年でした。おそらく描いたイラストの6割、7割はこどもだった気がします。ちびっ子のイラストを描く度に、参考のためにこどもたちの画像をたくさん見ました。そのせいか描いている時は、自分の小学生の頃のあれやこれや、忘れてしまっていたことをよく思い出しました。

ちょっと歩けば公園にぶつかる東京とは違って、僕は公園で遊んだという記憶がほとんどありません。公園自体が近所になかったと思います。公園なんてものをつくらなくても、香川の西に位置する田舎町、どこもかしこもこどもの遊び場になるわけです。稲刈りの終わった広い田んぼで野球をしたり、学校の裏の雑木林に基地を作ったり、降水量の少ない土地のせいであちこちにあるため池で魚を釣ったり、採石場のがけをよじのぼったり、山から流れ出る川の上流を目指したり、蛇と格闘したり、野良犬の赤ちゃんをみんなで育てたり、すべての環境が遊びになりえたのです。その反面、ぶどう畑を食い荒らして先生怒られたり、サツマイモ畑を踏み荒らして農家のおっさんに怒鳴られたり、雑木林でボヤ騒ぎを起こして先生にシバかれたりと、遊びとお叱りは表裏一体だった気もします。

たまに近所の公園で、あぶねぇ〜と思うような、遊具の乗り方をしている子どもも見かけます。が、危険な目にあって気づき、叱られて育つわけです。すり傷やたんこぶは成長の証です。時代は変わっても、いつの時代も親の願いは、小さい頃テレビCMでよく聞いた、あの名コピーに尽きます。
『わんぱくでもいい たくましく育ってほしい』
納得です。相も変わらず独身なのに、親心の少し芽生えた年になった気がします。
 
Client : セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
Media : 公園遊具 用 ステッカー【鹿妻第五公園/蛇田団地北公園(石巻市)】
 
 
 
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by monday_panda | 2013-12-19 10:51 | works【 illust 】
illustration works 35
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“ 映画とは退屈な部分がカットされた人生である。” ーアルフレッド・ヒッチコック

そのカットされた退屈な時間を埋めるために、僕らは映画を観ているのかもしれません。
第6回 City LIghts映画祭のグラフィックツール、イラストとデザインを担当させていただきました。
 
Client : バリアフリー映画鑑賞推進団体 シティライツ
Media : B2ポスター/B5チラシ/A4パンフ/チケット
 
 
 
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by monday_panda | 2013-10-31 07:25 | works【 illust 】
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普段はDVDを借りてきて観ることの多い映画ですが、たまには映画館に行くこともあります。新作映画の封切り直後“レンタルされるまで待てへんなぁ〜、はよ観たいなぁ〜”という作品の場合だけですが。ただそんな時は、きまって夜中の映画館に足をのばします。ナイトショーです。時計の針が午前0時を回る頃、自転車をすっ飛ばして行くわけです。夜中の映画館の静まりかえったガラーンとした雰囲気がとても好きなんです。10人もいないスクリーンの後ろの方の席にポツンと一人。ふっと映画の世界に引き込まれるような感覚が好きなんです。休日の昼間の映画館の、幸福感をはらんだ騒がしさの良さもよく分かりますが、どうも苦手です。そうです、ただのひねくれもんです。

そんな映画に関するお仕事をひとつ。10月17日〜25日まで開催されている、第26回東京国際映画祭。その中で『映画の未来』という、視覚や聴覚に障害のある方も映画を楽しめるよう、国内初の表示システムを使って視聴しようというバリアフリー上映企画があります。そのポスターとパンフを制作させていただきました。上映作品は『武士の献立』です。映画祭の持つ華やかな高揚感に包まれながら、映画の未来への試みを体験してみてはいかがでしょうか。明日24日上映です。ぷらっと六本木界隈に出没するという方はぜひ。
 
Client : 一般社団法人日本映画製作者連盟公益財団法人ユニジャパン
Media : B2ポスター/B5パンフ
 
 
 
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by monday_panda | 2013-10-23 10:55 | works【 illust 】
illustration works 27
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一般的に、3月は別れの季節、4月は出会いの季節なんて言われます。4月からの新生活も1ヶ月半が過ぎ、新しい環境や人間関係にもどうにか慣れてきた反面、別れた人たちや戻れない事柄に思いを馳せ、少し感傷的になる、そんな時期がちょうど今なのかもしれません。俗に言う、五月病ってやつでしょうか。社会人10年目の自分はというと、もうそんなセンチメンタルは、どこか遠いところに『バカヤローっ!』と投げ捨ててきました。

ということで別れの季節、2013年の3月に合わせて、宮城県東松島市にある保育所の、建設レポートのような、卒業アルバムのようなものを制作させていただきました。卒業アルバムという響きが持っているほど、格式張ったカチッとしたものではないのですが。

僕の中学校や高校の時の卒業アルバムは、普段は押入れの段ボールの奥底に、ひっそりと息を潜めています。それらが陽の光を浴びるのは引越しの時ぐらいのもので、毎回引越しの度に少し手を止め、埃っぽいページをパラパラと見返してしまいます。そうすると簡単に当時の甘酸っぱい思い出が蘇ってきます。そしてひとりニヤニヤします。不思議と思い出す出来事は、いい思い出ばかりです。正確に言うと、いい思い出に変換されたものばかりです。大好きだったコにフラレたことも、仲のよかった友達とケンカしたことも、先生に叱られたことも、サッカーの試合で負けたことも、当時は『もうダメや〜!この世の終わりやっ!』くらい大げさに、激しく心を傷めていたであろう、多くの出来事が、長い年月をかけキレイに濾過され、キラキラと澄んだ、とても愛おしい思い出にすり替えられているわけです。だから、なんだかんだ、スイートメモリーばかりです。ほんと、都合のいい思考回路に呆れちまいます。

例えば、10年、20年後、埃のかぶったこのブックを彼たち彼女たちが目にした時、思い出となる今は、ふっと笑顔になれるものになっているのかな?と考えてしまいます。間違っても、2011年の3月に起きた出来事が、いい思い出にすり替えられるとは決して思わないけれど。この日まで、そしてこの日から、歩みを続けてきたその一日一日が、たくさんのキラキラに彩られ、たくさんの笑顔に溢れたものになっていればいいのにな、なんてことを思ったりするのです。僕にとっての卒業アルバムがそうであるように、多くの別れと出会いを経験したいつかの彼らにとって、このブックが、笑顔になるちょっとしたきっかけになればいいな、なんて思ったりもするのです。
 
Client : セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン東松島市矢本東保育所
Media : ブック(わたしたちのほいくしょ)
 
 
 
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by monday_panda | 2013-05-16 10:14 | works【 illust 】
illustration works 25
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少しずつ町は、桜色に染め上げられています。気づけば東京で、10度目の春を迎えます。10年いてもやっぱり東京って街は、ホームではなくアウェイです。野次やブーイングに睨みをきかせ、唾を吐き捨て、肩を怒らせて、ゴールが遠いピッチに立っている、そんな感覚です。大声援に後押しされ、実力以上の力が出せるホームには、きっとずっと成りえません。そう考えると、高校卒業までの17年間を過ごした香川が、僕にとってはやっぱりホームです。自由に走り回れる場所です。それともうひとつ、生まれ故郷であり、大学4年間を過ごした石川県もまた、僕にとってのホームなのかもしれません。

そんな石川県とは大学卒業を機に、あまり関わりがなくなりました。この9年間で両手で足りる程しか足を運んでいないし、いつでも帰れる場所ではなくなりました。それでも、高校野球や高校サッカーでは石川のチームも応援するし、天気予報は無意識に石川の天気を見たりもします。それくらい僕の中では大切な場所なんだと思います。

30歳を過ぎフリーランスで活動をはじめ、いろいろな人と出会いました。そんな中、石川出身の友達が出来ました。一昨年、彼の地元の祭りに遊びに行ったことで、また僕と石川との距離が少し近くなったように思います。昨年の片山津温泉のお仕事もそう、今回の白山美川のお仕事もそう。縁やコネと言ってしまえばそれまでですが。目には見えない不思議な力が、ちょっとした気まぐれで、ギュッと結びつけてくれたのかな、と思ったりもします。

ということで、ホーム、石川県のお仕事。『白山美川ふくさげ祭り』で販売されていた、『ふくさげ弁当』のランチョンマットを制作させていただきました。普段のお仕事とは、全然違うタッチのイラストですが。やっぱりホームだと、実力以上の力が発揮されるのかもしれません。
 
Client : 美川商工会
Media : ランチョンマット & 包み紙
 
 
 
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by monday_panda | 2013-03-22 01:09 | works【 illust 】
DESIGN WORKS 21
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12月になるとつけっぱなしのラジオから、たまにユニコーンの『雪が降る町』が流れてきます。これを聞くと、今年ももう終わるな〜と思います。そして邦楽、洋楽問わずこれでもかっ!というほどクリスマスソングも流れてきます。どれもこれも名曲ばかりで、思わす“ふふふん♪”と口ずさんだりしてしまいます。そして思います。『クリスマスかぁ〜.....』と。別に悲壮感はありません。もちろん高揚感なんてものもありません。この時期たまに街に出ると、完璧に演出されたロマンチックが街を包み込んでいます。街行くカップルは、いつもよりどこか幸せそうに見えます。普段より二割増し“スキ”が街に溢れています。いいことだと思います。メディアに踊らされていようが、情報に流されていようが、素敵なことだと思います。クリスマスなんて男女がイチャイチャしてなんぼです。

ということで25日(火)のクリスマスまで、東京スカイツリーの真下にある“すみだ水族館”で子ども向けのワークショップが開催されています。そのワークショップ用にクリスマスカードをデザインしました。海のいきものがモチーフになっています。点つなぎのイラストで、マスキングテープや色ペンを使って、オリジナルカードを作ろう!という内容です。小さい子が対象なので、なるべく自由に好きに作ってもらえるように、シンプルなものにしました。裏面にはクリスマス気分の、かわいい海のいきものもいます。ご興味のある、パパ、ママ、ちびっ子はぜひ。
 
Client : すみだ水族館海のいきものクリスマスカード
Media : クリスマスカード
 
 
 
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by monday_panda | 2012-12-21 17:30 | works【 Design 】
DESIGN WORKS 20
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一人暮らし14年目。いまだに朝一番に口にするのは、うすくてマズいインスタントコーヒーと、鳩のロゴの描かれた“平和”という銘柄の煙草です。

アメリカの映画で“Coffee and Cigarettes”って映画があって、僕はこれがとても好きです。カップ一杯のコーヒー、くゆらすタバコの煙、とりとめのない会話、ただそれだけで構成された、何も始まらない映画ですが。忙殺されていた会社を辞めた頃に観たせいか、人ってこんなもんだよな、こういう時間こそ大事だよな、そんなに頑張らなくてもいいよな〜。なんて思った記憶があります。

高校生の時『ジュース買いにいこ〜』と学食の自販に行くと、いつも決まってブラックのコーヒーを買う友達がいました。17歳の僕にはブラックの美味さなんて分かるハズもないので、“こいつはちゃらんぽらんなくせに大人やなぁ〜”なんて思って眺めていた思い出があります。そんなガキんちょだった僕も、いつからかブラックなんかも飲めるようになりました。学校さぼって、はき違えた自由を垂らして飲んだコーヒー。好きな子と初めてのデートで、立ちのぼる幸せの湯気とともに飲んだコーヒー。仕事で徹夜明けに、達成感と眠気をかき混ぜて飲んだコーヒー。失恋ののち二日酔いの朝に、悲しみを溶かして飲んだコーヒー。初めての海外でひとり、不安を抱きながら飲み干したコーヒー。そして何も始まらない朝に、タバコと一緒に飲むコーヒー。コーヒーの渦の中には、映画にはならないささやかな人生が、ぐるぐるぐるぐると回り続けています。なんつって。いまだにブラックがウマいのかマズいのかさえ分からないけれど。

そんな人生を注ぐカップには少々ポップ過ぎますが、マグカップ出来ました。キャンペーンの特典なので、販売はされてないようですが、ご興味のある方はチェックしてみて下さい。
 
Client : 秋田ノーザンハピネッツ( AKITA NORTHERN HAPPINETS )
Product : マグカップ
Media : 協賛広告
 
 
 
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by monday_panda | 2012-12-20 21:53 | works【 Design 】



イラストレーター栄元太郎のブログ。イラストや写真や言葉。溜まったものを、ぽこぽことアウトプット。
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