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幸福なため息。
土曜日、正確には金曜日の夜、品川から高速バスに乗り込み、年末ぶりの京都へ向かう。朝7時、カチコチの体で京都駅にポンっと落とされる。とてもいい天気だ。最高の結婚式日和だ。とりあえず、京都御所近くのゲストハウスへ向かい、着替えをすまし荷物を預ける。深夜バスにゲストハウス、時間や快適さよりもとにかく今は安さを選ぶ。なんだか学生かバックパッカーみたいだけれど。その後、革靴をコツコツ鳴らしぷらっぷらっと会場の八坂神社を目指す。集合時間の2時間以上前に到着。早すぎたか...と、八坂神社裏の円山公園の桜でも拝もうと、ぞろぞろと遠足のように連なる観光客やら、気圧されるような若さをまき散らす学生の新歓やら、希望に満ち溢れたように見える新社会人くんたちのお花見やら、ぽかぽかの春の陽気と、はらはらとちょうど散り始めた満開の桜に、自然と気分も高揚しどこかふわふわしている人達の間をすり抜けすり抜け桜を見上げる。京都の町並みに、京都の低く広い空に、桜はよくあう。.......なんてな。
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13時。半分、同窓会のような結婚式。舞殿挙式なるものに参列する。新郎新婦は羽織・袴に白無垢姿。観光客でごった返した境内中央にある舞殿に並ばされ、見物客に写真を撮られまくり、見世物のごとくさらされる。神主がゴニョゴニョと祈り、巫女がシャラシャラと舞う。とはいえ、今までにない場所と状況に柄にもなくなんだか神聖な気持ちにもなる。そんなとこが日本人だ。
新郎くんとは浪人、大学と5年間同じクラス。新婦さんとは大学4年間同じクラス。4年間、顔ぶれが変わることのない20人だけの小さなクラス。クラスメイトのみんなは二人の仲睦まじい姿も、超険悪な姿も、夫婦芸人のような姿も、ずーっと見てきた、というか兄弟姉妹を想うような大きな愛で見守ってきた。それは今までも、そしてこれからも。だいぶ前に入籍はしていたものの、こうしてケジメではないけれど、結婚式という目に見える形で、二人の幸せを一緒に祝福できることに、クラス一同なんだか”いやぁ〜よかったなぁ“と深くしみじみと幸福な溜め息をついてしまう。無意識についてしまう。”はぁぁぁ〜“っと。
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”溜め息をつくと幸せが逃げていく“なんてことも言うけれど、この日の溜め息はいくらついても、幸せが逃げていくなんてことはなかった。つけばつくほど幸せがそこら中に満ち溢れていた。逃げることなく、消えることなく、ふわふわと、ふわふわと。
 
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by monday_panda | 2010-04-16 02:07 | daily | Comments(2)
Commented by sei at 2010-04-17 21:33 x
 天気が良くてよかったなぁ。八坂神社には一度いったことがありますわ。円山公園も行ったよ。っていうかブラブラしてたら辿り着いたんやけどな。真冬で寒かったわ。京都は春が一番やな!
Commented by monday_panda at 2010-04-18 23:53
seiさん・・・この日以外はあいにくの雨やったもんで。ほんま春のぽかぽか陽気が一番ですよ。
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イラストレーター栄元太郎のブログ。イラストや写真や言葉。溜まったものを、ぽこぽことアウトプット。
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