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散歩時々写真。
珍しくカラリとしたお天気の土曜日、浅草へ。吾妻橋方面にケータイを向けるたくさんの人。"ウンコビル大人気やなぁ"と振り向くとその向こうにスカイツリーがドーンと見えた。"あぁ、そっちか"と妙に納得。
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フォトグラファーのMさんと雷門の前で待ち合わせ。前々から『カメラぶら下げ散歩でもしましょう』と言っていたのが、ようやく実現した。夏休み、しかも休日ということもあってか、観光名所・浅草はとんでもない人、人、人。仲見世は縁日のヨーヨーすくいみたいに、まあるい頭がひしめき合ってユラユラしている。そんなヨーヨーの間をすり抜け、浅草寺の隣を通り吉原大門を目指す。吉原。言わずと知れた日本随一の歓楽街である。その歴史は深く、はじまりは江戸時代。一時期、遊郭や赤線、その手の地域が醸し出す妖艶な魅力に取り憑かれ、それらの歴史というよりも、とりわけそのビジュアルに興味を持ち、残されている写真や絵を手当たり次第に調べまくっていた。だから知識としては浅いのだけれど。吉原大門をくぐり、通りをゆく若旦那や、張り見世に並ぶ遊女なぞを想像しながら歩いてみるも、残念ながらまったくイメージ出来ない。そらそうか。コンクリートの建物にアスファルトの道路、英語表記や原色の看板ばかり。そういえば、見返り柳もガソリンスタンドの影でガックリとうなだれていた orz
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三ノ輪駅の方までぐるりと歩き夕方、ビールでも飲みますか、と花やしきの裏手あたりに広がる飲屋街のひとつに入り、ビールで乾杯。あぁ、うまい。写真散歩の名目だったけれど、実はっこちの方がメインだったのかもしれない。昔馴染みの友達と飲むのとはまた違ったおもしろさ。普段とは違う視点、距離感、そして話題に興味。知らないから言えること、知っているから言えないこと。いろいろとあるのだ。ビールとタバコで何時間も喋り続けた。いい時間だった。『それじゃ、また』とほろ酔い気分で家路をたどる。闇夜に鈍い輝きを放つ金色のウンコを見ながらふと思う。ちょうど、分岐点。今、自分に必要なもの。新しいつながり、新しい視野、新しい可能性、いろんな新しいもんを尻込みせずにガシガシと獲得してかにゃならん。てなことを。
 
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by monday_panda | 2010-08-12 02:27 | daily | Comments(0)
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イラストレーター栄元太郎のブログ。イラストや写真や言葉。溜まったものを、ぽこぽことアウトプット。
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