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山男と山女。ふたたび。
 『最近、あいつメジャーになっちゃって、ミーハーなファンばっかり増えて、俺はなんだか淋しいよ...』なんていう、昔ながらのファンの哀切な呟きが聞こえてきそうなのである。

 そのミーハーなファンの一人として東京のお手軽な山、標高599mの高尾山へ前回の山登りのメンバーと、今シーズンの登り納めとして行ってきた。
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 10時、新宿で待ち合わせ京王線に揺られ、高層ビルの建ち並ぶ都心から住宅街を抜け、赤や黄色に染まりつつある景色を眺めながら高尾山口駅で下車。ホームに降り立ったそばから、おるはおるは、ミーハーな山ガールに山ボーイ。自分のことは棚に上げておいてと。前回の瑞牆山に比べるとなんてことはない山登り。山登りというより山歩き。『ほな行こか』と明朝まで降り続いた雨で、たっぷりと空気中に水分を含んだ山道をテンポ良く登り始める。テクテク、トコトコ。前回の登山で免疫がついたのか、この日はみんな身体も口もかるい。2時間もしないうちに登頂。山頂から見える景色は、人、人、人。渋谷みたく人を避けて歩かにゃならん。トイレも、お食事処も、売店も、案内所もある。お山のてっぺんでも至れり尽くせりだ。都心にいても人の波。都心から離れても人の群れ。いったい何が人を引き寄せるのか?人が人を引き寄せるのか?
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 高尾山頂の看板の下に陣取り、友人が手際よく宴の準備。コンロを点火。鍋にスープと具材を放り込みしばし待つ。白い湯気とともに、食欲をかき立てる匂いが立ちのぼり、ビールで乾杯。ふはふはとスープをかき込む。うまい。山の上で食べるから美味いのか?友達と一緒に食べるから美味いのか?単純に腹が減ってるから美味いのか?なんにしろ、うまい。きっと、キャンプのカレーの定理と同じである。
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 休日、束の間、暖かいスープと冷たいビールで腹を満たし、自然の空気と友人の笑顔で心を満たし、充電満タン。山ガールと山ボーイは名残惜しそうに山を後にし、ギラギラとネオンの輝く街へ、シティガールとシティボーイ(古っ!)として戻って行くのです。
 
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by monday_panda | 2010-11-30 01:24 | daily | Comments(0)
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イラストレーター栄元太郎のブログ。イラストや写真や言葉。溜まったものを、ぽこぽことアウトプット。
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