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聖誕祭の過ごし方。
 25日、クリスマス、例年通りなんの予定もない僕はというと、フォトグラファーのMさんから、代打に指名され、意気揚々と両国の「するところ」でのワークショップの撮影へと向かう。大阪在住のクリエイター・林泰彦氏と中野裕介氏によるユニット「パラモデル」による「パラ・デ・トーキョー」の2日目。しかし、寒い日だった。ポケットに突っ込んだ握りしめた指先が、ピキっと固まり、自分の身体の一部とは思えないほどだった。
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 『ご無沙汰しております』『よろしくお願いします』とスタッフの方とパラモデルのお二人に挨拶をする。『あ、やっぱり』と思った。パラモデルの林さんは、僕が大阪で浪人してた時、生徒から『ジョニー』の愛称で親しまれていた予備校の先生だった。『憶えてますか?』と聞いてみるとポカンとしている。そりゃそうか。12年も前の何百人もいる生徒の中の一人。大して絵がうまかったわけでもないし、あまり目立つタイプでもなかったのだから。それでも、当時の浪人仲間の名前を出したり、先生達の近況を聞いたりしていると、ぼんやりと記憶が蘇ってきているようだった。こちらもウダウダとモヤモヤと大阪で過ごした、遠い懐かしい映像や匂いががぐぐっと押し寄せてくる。去年の金氏さんもそうだけど、同じような場所に長くいると、こんなふうになにかで繋がっていることを実感し、少し嬉しく思う。
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 この日のワークショップは、個人個人で外へくり出し、デジカメで撮影した風景やモノをプリントアウトし、それに思い思いにタイヤを描き、壁に貼りつけ、室内の壁中を駐車場にしようという企画。(であってるのだろうか?)初日と最終日に参加していないので、これがどんな風に着地するのか、まったく想像出来ないまま、作業開始、撮影開始。
 勢い良く「するところ」を飛び出し興味の赴くままカメラを構えるチビッコの後を追い、こちらも負けじとシャッターに指をかける。『なんで?』と思うものに、やたらと執着するのは子供の得意とするところ。その感覚って純粋にアートなんだろうと思う。計算されていない、計算できない感覚。そんなことを考えながら、室内と屋外をフラフラと行ったり来たり。真剣に作業に取り組むチビッコ、お父さんお母さんを撮らせてもらう。何かに没頭する、夢中になる表情はそれだけで人を惹きつける。そんな姿を50cmの至近距離から、直視するなんて機会はそうそうない。自分も同じような顔をしてたんだろうか?カメラマンっておもしろい仕事だなぁ、そりゃやめられないよなぁ、なんてことも思う。走って、撮って、騒いで、描いて、貼って、また描く。あっという間の2時間。壁中に貼られた個性豊かな車をみんなで眺めながら、パラモデルのお二人の講評に頷き、感心し、最後に集合写真を撮って、この日は終了。またこれが、最終日へつながる。今日が明日へつながる。
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 たった2時間で、チビッコからもパパママからもパラモデルのお二人からも、予想以上のパンパンっと弾けるエネルギーや、ムンムンっと充満するパワーをたくさん頂いた気がする。ありがたい。おもしろい。2010年のクリスマス、きっとそんなモノが、サンタさんからのささやかなクリスマスプレゼント。なんてな。
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by monday_panda | 2010-12-28 06:17 | art | Comments(2)
Commented by naomu-cyo at 2010-12-29 10:41
 25日の内容はそういうんだったんですね!めちゃめちゃ面白そう〜。26日の最終日には床にはレールだらけ、壁には駐車場だらけでした。お疲れさまでした!
 そして・・・「カメラマンっておもしろい仕事だなぁ、そりゃやめられないよなぁ」←その通り!後の作業はしんどいこと極まりないんですけど、撮っているときは至福の時です。そのまま終わって欲しいくらい・・・。時間あるときは是非遊びに撮りにいらしてくださいなー。
Commented by monday_panda at 2011-01-07 02:30
naomu-cyoさん・・・あけましておめでとうございます。25日の内容はそういうんだったんです。寒かったけど、外で撮影するのは楽しかったです。偶然にも、先生とも再会できましたし、なんだかつながりって、縁って、不思議だなぁ〜としみじみ感じるクリスマスになりました。また、するところ、お伺いしたいと思います。
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イラストレーター栄元太郎のブログ。イラストや写真や言葉。溜まったものを、ぽこぽことアウトプット。
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