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青い奇跡。
 月曜日の早朝。まだアナログ放送のテレビの前で、僕は目を潤ませていた。女子ワールドカップ決勝。喜びを爆発させる選手たちの姿に『やったなぁ...』と声にならない声を漏らしていた。

 先のワールドカップ南アフリカ大会、男子のベスト16にも感動はしたけれど、それとはまた違う感情がある。震災から4ヶ月。今は世の中のすべての事象が震災に結びつく。何をやっても何をやらなくても。そんな中、なでしこの諦めない気持ちや、どんな状況でも満面にたたえるその笑顔は、東北へ日本へ、確かに届いたのだろうと思う。東北を日本を、勇気づけたのだろうと思う。

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 僕は小学3年の時にサッカーを始めた。かれこれもう20年以上経つ。当時、日本はワールドカップに出場したこともなかったし、Jリーグもなかった。サッカー番組もサッカー雑誌も、ほとんどなかった。そんなサッカー少年達のバイブルは『キャプテン翼』だった。翼くんが『ワールドカップで日本を優勝させる!』みたいなことを言っていたけど、まったくピンとこなかった。ワールドカップがどんな大会かもよく分かっていなかった。中学の時Jリーグが出来て、高校の時ワールドカップに初出場した。ようやくサッカーが日本でもメジャースポーツになってきたのは、きっとこの頃から。
 正直、男子、女子に関わらず、自分が生きているうちに日本がワールドカップで優勝するなんてことがあるとは思っていなかった。でも、きっと、そういう想いがある人間はサッカーをどこかで諦めた人間で、『優勝する!』と想いを持ち続けている人間だけが今、Jリーグや海外リーグでボールを追っかけているのかもしれない。

 海外メディアなどでも『青い奇跡』と報じられている、なでしこジャパンの優勝。しかし偉業を成し遂げたメンバーにとって、今大会の優勝は女子サッカー日本代表が誕生してから30年の『軌跡』のひとつであり、常識で考えて起こりえない出来事ではなかったのだろう。たしかに大きな一歩ではあるけれど。大胆や勇敢という花言葉も持つ、なでしこの花。世界に向けて咲き誇った、なでしこの笑顔。その笑顔に大和撫子の底力を見た気がした。心ふるわせる、心おどる、特別な瞬間をありがとう。


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by monday_panda | 2011-07-23 14:30 | illustration | Comments(0)
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