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ある目線。
午前中からバイクにまたがり、原宿にあるギャラリー・リトルモア地下へ。

写真家・梅佳代さんの写真展 『男子』 を見に行く。
ネットで場所を確認して向かったにもかかわらず、なかなか辿り着けない。
住宅街をうろうろと徘徊し、小さな看板を見つけ、その先の細い階段を下りる。
OPENして30分も経っていないのに、ギャラリーに入るともう10人くらいの人が、
壁中に溢れる小学生の男子の顔を眺めている。
展示が最終日のせいか、最近メディアでの露出も増えたせいか、客足は
途切れることなく、小さなギャラリーの中はすぐに人でいっぱいになった。

存在を初めて知ったのは本屋で何気なく手にとった写真集『うめめ』で。
『おもろい写真撮る人やなぁ〜』っていうのが最初の印象だった。
その後、情熱大陸やWEBでのインタビュー、雑誌での撮りおろしなんかを見る度に、
ただ率直に『ええな』と。『俺は好きやな』と。簡単に言えばファンになっていた。

石川県生まれの26歳。自分と同い年の、世間で言うところの松坂世代だ。

彼女の写真の特徴は、普段の生活の中で遭遇していても見逃してしまうような、
ユーモアに溢れた瞬間や、とぼけた瞬間、おかしく可愛らしい瞬間を撮ったものが
代表的だ。高校生の頃、使い捨てカメラで撮ってたものの延長にある感じの写真達。
本人もインタビューで答えていたように、現像や色味はあまり重要ではなくて、
写真で何かを表現するというより、『自分のいる場所はおもしろいんだよ』っていう
報告らしい。なんか脱力。きっと肩ひじ張らず、必要以上に構えないから、
なかなかお目にかかれない、素敵なシャッターチャンスに遭遇できるのかな?
なんてことを思ったり。

いろんな切り口、いろんな手法、いろんな被写体、いろんな角度。
唯一無二の、ある目線。写真は楽しい。

ある目線。_b0115008_23401821.jpg

by monday_panda | 2007-08-26 23:44 | art | Comments(2)
Commented by Q太郎 at 2009-01-09 20:43 x
オレも東京でいた頃新宿のbook.1stで男子を立ち読みして爆笑してしまった。小学生のあのへんな顔と太ってるこの愛らしさが忘れていた昔の感情を思い出させてくれました。
昔は彼女とか結婚とか頭の中に全然なくて友達と遊ぶことに一生懸命になってたことが今はとても貴重で、あの頃に戻りたいとすら思ってしまう。

Commented by monday_panda at 2009-01-21 02:47
いつのまにか、気づかんうちに、『男子』から『男性』になってしもたな。
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イラストレーター栄元太郎のブログ。イラストや写真や言葉。溜まったものを、ぽこぽことアウトプット。
by monday_panda