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ゆるやかなじかん。
東京に出てきて3年と半年。
3年と半年前の春、土地勘のまったくない僕は、会社まで乗り換えなしで
一本で行ける路線の走っている町に住もうと決めて、『平和島』という
駅名だけに惹かれて今のアパートを借りた。
今はもう引っ越してしまった大学の同級生や先輩も、以前は大森界隈に
住んでたので、アパートからチャリで15分くらいの蒲田で、
よく明け方まで飲んだり飲まれたり。

そんな東京の中では一番馴染みのある街、蒲田を舞台にした映画
『やわらかい生活』を見る。廣木隆一監督。出演・寺島しのぶ、豊川悦司。

ざっくりした流れは、主人公が身近な人の死をきっかけに鬱病になり、
引っ越して来た『粋』のない下町蒲田で、4人の男と関わりながら、
少しずつ、少しずつ再生していくというお話。
主人公は躁鬱病の30代の女性。を取り巻くのは、どこかとぼけているけど
大きくてあったかい従兄、粋がってはいるけどまだ幼さの残るヤクザ、
決してリスクは犯さない趣味のいい痴漢、EDで議員の大学の同級生。の男達。
どの登場人物からも微かに、でも確かに漂う孤独の匂い。
結局、人は『ひとり』なんだということを、それとなく意識させられる。
きっと人はそんなもののせいで、くっついたり、離れたり、傷つけたり、
優しくしたり、あがったり、おちたり、するのかな。なんて。思ってみたり。

人は多いけど、華がなくて、薄汚れていて、寂れかかった、愛すべき街・蒲田が
普段よりも粋で味わい深い街に見えるのは、やっぱり映画のせいなんだろうか。

ゆるやかなじかん。_b0115008_143454.jpg

by monday_panda | 2007-09-06 23:42 | movie | Comments(1)
Commented by QJ at 2009-01-22 21:15 x
香川をまるまる使った映画とかドラマができたらやっぱ見方かわるのかなぁ。俺は地元のにおいが好きでござんす!!やっぱ落ち着くんだよなぁ
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