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カテゴリ:works【 illust 】( 73 )
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お仕事の打合せの時などに、『こういうイメージです!』『こんなイラストにしたいんですが!』『このタッチで描けますか?』などと、名も絵も売れたイラストレーターさんの作品を提示されることがままあります。『このイラストがいいけれど、本家に依頼すると予算が足りない!ここは安くそれっぽく描ける人間に頼んでおこう。』という考えからだと思います。僕も制作会社でデザイナーをしていたので、その気持ちはとてもよく分かりますが...。軽い敗北感を感じることもあります。これだ!という絶対的な作風のない人間の弱みは、こういう所かもしれません。

『ただのモノマネやん。俺が描く必要ないやん。』と思っていた時期もありましたが、自分では決して挑戦しないジャンルのイラストを、新しい手法や画材を使ってゴシゴシと進める作業は、なんだかんだ面白いもんです。結局は今の自分のイラストも、小さい頃から大好きな漫画を、何度も何度も真似して描いてきた産物なので。今も昔もやっていることは、大して変わってないんだなぁと思います。最初はものまねでも、本気で取り組めば、自分にとって重要な引き出しになり得ます。極めでもすれば、あの国民的大泥棒の声優さんみたく、多くの人々から認められたりもしますし。これだ!という絶対的な作風のない人間の強みは、こういう所かもしれません。

そんなこんなで、デザイン事務所・Pantagraphの設立7周年に合わせて、イラストを描かせていただきました。百獣の王です。男の子の大好きなライオンです。ガオォー!『太郎くんの一番得意なタッチで描いて』とお話をいただき、めずらしく好きに自由に描かせてもらいました。これだ!という絶対的な作風のない自分の、一番得意で好きな作風は、これだ!

Client : Pantagraph
Media : Poster
 
 
 
by monday_panda | 2014-04-11 16:43 | works【 illust 】
illustration works 40
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ここ2年程で、うちの近所にも気づかぬうちに、良さげで高そなマンションがポコポコと建っています。家を決める時、もちろん居住空間も大事ですが、それと同じくらい周辺の環境も大事な選考ポイントになってきます。ということで、新築マンションの販促ツールの地図に、イラストを何点か描かせていただきました。ちなみにそのマンションはもう完売したようです。お金持ちって、ゴロゴロいるんですね。

今の町に住み始めて4年が経ちます。引っ越してくる前、この町に何の縁も思い入れもありませんでした。ただ家賃が安かったのと、多摩川が近いという2点だけで住み始めました。いざ住んでみると、窓の外をトラックが走っただけで部屋は揺れ、午後になると陽はまったく入らなくなります。風呂場のタイルはボロボロとはがれ落ち、隣のおじぃさんは時々、酔っぱらって警察の世話になっていたし、隣のあんちゃんは毎日夜中に大音量でパンクを聞いていました。いろいろと気になる点は出てくるけれど、気に入ったところもあります。とーっても大きな銀杏の木のある小さな公園は、いつも子どもたちの元気な声がしてて息抜きにはピッタリだし、ガス橋通り沿いに続く大きなケヤキの並木道は、夏になると緑がとても気持ちいいです。その先にある多摩川の土手からは、空気の澄んだ日には富士山がキレイに見えます。住めば都、地獄も住みか、ということですかね。なんでもそうですが、いいトコもあればわるいトコもあります。どちらを自分の中で大きく扱うかだと思います。ちなみに今日は、隣の部屋からドンドンドンドンと、壁をどつく音がずっと聞こえてきます。そのリズムに身を委ねれば立派なBGMです。たいした問題ではございません。
 
Client : Brillia東京建物
Media : Brillia大山町マップ用 イラスト
 
 
 
by monday_panda | 2014-02-19 11:35 | works【 illust 】
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秋田ノーザンハピネッツの『アリーナ構想』のためにイラストを描かせていただきました。10年後、2024年のアリーナのある秋田の風景を描いたものです。10年先、夢は大きくふくらみます。

十年一昔などの言葉があるように、時間を10年単位で区切ることはよくあります。ただ10年というのはけっこうな時間です。1、2年後ならまだしも、10年先の自分を明確にイメージすることは難しいです。10歳の僕は20歳の僕が、金沢の美術大学でデザインの勉強もせずにサッカーばかりしているなんて想像していませんでした。15歳の僕は25歳の僕が、東京のデザイン会社でまともに家にも帰れず、ボロ雑巾のようになって働いているなんて想像していませんでした。20歳の僕は30歳の僕が、毎日プラプラダラダラとプー太郎をしているなんて想像していませんでした。そんな想像もしていなかった、たくさんの未来を通って、今は東京でなんだか楽しく絵を描いています。

この歳になると、将来に対しての不安や焦りが、あちこちにこびりついています。見て見ぬふりですが。小さい頃のように、未来イコールすべてが希望、ではありません。卒業文集に書いた理想の未来は、実現されることもなく、押入れの中で埃をかぶっていますが、思い描いていたものより素敵な未来に立つ可能性もあるんだと考えれば、それも悪くはありません。この先なんだかんだ思い通りにいかないことの方が、当たり前に多いんだろうけど、明日はいつだって真っ白です。思い描く未来はいつだって自由です。
 
Client : 秋田ノーザンハピネッツ
Media : プロモーションツール用 イラスト
Design : SeeVisions
 
 
 
by monday_panda | 2014-02-03 18:26 | works【 illust 】
illustration works 38
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今日も外は寒いですね。私は暑いのは苦手ですが、寒いのは得意な方です。自分で言うのもなんですが、私は多くの人から好かれるタイプだと思います。特に女性からの人気はなかなかのものです。男性からもまぁそこそこといったところでしょうか。性格はサバサバしたもんです。色恋沙汰は苦手ですが、情には厚いと思っています。私はまわりのみんなの潤滑油的な役回りです。そんな所が、みんなから重宝がられはするものの、それ以上の存在にはなれません。たった一人のヒロインにはなれません。もちろん主役になりたい気持ちはありますが、自分の身の丈に合わないかなと思っています。まぁそれでいいと思っています。生涯、脇役ですかね。せめて名脇役なんて呼ばれれば嬉しいのですが。決して本命にはなり得ない、そんな私の名前は、義理チョコです。

スーパーに大量に積み上げられたチョコレートの山を見ると、こんなアホなことを考えてしまいます。ということで、年があけました。行く!逃げる!去る!などという通り、あっという間に一月が終わろうとしています。一年で一番、チョコレートが幅を利かせる季節の到来です。そんなシーズンに合わせて『イロドリデコルノ』の第2弾、数量限定2014年スイートが発売されています。今回は6パターン中1パターンだけですが『アルパカ』のイラストを描かせていただきました。日頃お世話になっている方への、義理チョコの賑やかしに、想いを伝えたい大好きなあの人への、本命チョコの彩りに、コロコロ、コロコロしてみてはいかがでしょうか。ご興味のある方はぜひ。レッツ、コロコロ!
 
Client : プラス株式会社 ステーショナリーカンパニー
Media : デコレーションローラー デコルノ 用 イラストパターン
 
 
 
by monday_panda | 2014-01-22 21:00 | works【 illust 】
illustration works 37
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2013年もあと10日ほどです。つけっぱなしのラジオからは、クリスマスソングやウィンターソングがヘビーローテーション。『今年はどんな一年でしたか?』『今年の点数をつけるなら?』なんて、爽やか過ぎる声でラジオパーソナリティは問いかけています。もうそういう季節なんです。

そんな質問に真面目に答えると、今年はよく『こども』の絵を描いた年でした。おそらく描いたイラストの6割、7割はこどもだった気がします。ちびっ子のイラストを描く度に、参考のためにこどもたちの画像をたくさん見ました。そのせいか描いている時は、自分の小学生の頃のあれやこれや、忘れてしまっていたことをよく思い出しました。

ちょっと歩けば公園にぶつかる東京とは違って、僕は公園で遊んだという記憶がほとんどありません。公園自体が近所になかったと思います。公園なんてものをつくらなくても、香川の西に位置する田舎町、どこもかしこもこどもの遊び場になるわけです。稲刈りの終わった広い田んぼで野球をしたり、学校の裏の雑木林に基地を作ったり、降水量の少ない土地のせいであちこちにあるため池で魚を釣ったり、採石場のがけをよじのぼったり、山から流れ出る川の上流を目指したり、蛇と格闘したり、野良犬の赤ちゃんをみんなで育てたり、すべての環境が遊びになりえたのです。その反面、ぶどう畑を食い荒らして先生怒られたり、サツマイモ畑を踏み荒らして農家のおっさんに怒鳴られたり、雑木林でボヤ騒ぎを起こして先生にシバかれたりと、遊びとお叱りは表裏一体だった気もします。

たまに近所の公園で、あぶねぇ〜と思うような、遊具の乗り方をしている子どもも見かけます。が、危険な目にあって気づき、叱られて育つわけです。すり傷やたんこぶは成長の証です。時代は変わっても、いつの時代も親の願いは、小さい頃テレビCMでよく聞いた、あの名コピーに尽きます。
『わんぱくでもいい たくましく育ってほしい』
納得です。相も変わらず独身なのに、親心の少し芽生えた年になった気がします。
 
Client : セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
Media : 公園遊具 用 ステッカー【鹿妻第五公園/蛇田団地北公園(石巻市)】
 
 
 
by monday_panda | 2013-12-19 10:51 | works【 illust 】
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いつからだろう、こんなボソボソと喋るようになったのは。

小学生の頃は、言葉を発するだけで、とんでもないエネルギーを使っていたように思います。
登校時、ご近所さんの『おはよう!』に『おはようございますっ!(必死)』
授業中、先生の『この問題わかる人~?』に、『はいはいはーいっ!(必死)』
放課後、友達の家の前で、『◯◯くんっ!あ~そ~ぼ~っ!(必死)』
帰宅時、友達の『バイビー!』に、『バイバイビーっ!(必死)』

こんなふうに、一言一言がただただ必死だった気がします。腹の底から声を振り絞っていたように思います。大袈裟に言うと魂の叫びです。簡単に言うとただのバカです。それはきっと多くの言葉をまだ知らなくて、少ない言葉で自分の気持ちを伝えるには、やっぱり大きな声を出すのが一番だった、ということなのかもしれません。歳を重ねるごとに、腹の底から大きな声を出すことが減っています。一年に数えるほどしかない、というか皆無かもしれません。

今さらですが、声を出すって大事ですね。話すだけで元気にもなりますし。調子が悪い停滞気味の時に、誰かに会いたくなるのはそういうことなのかもしれません。特に気にしてなかったけど、在宅仕事のせいもあってか365日の半分以上は、誰とも話さない『おはよう』も言わない一日を過ごしています。声を出さなさ過ぎて、お仕事の電話を受けた時に、カッスカスな声のことも多々あります。申し訳ありません。そんな言葉数の少ないカッスカスな声の僕の代わりに!といってはなんですが、彼や彼女たちの明るく弾む声が聞こえてくるような、そんな絵が描ければなと思っています。
 
Client : セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
Media : ウェブサイト 用 イラスト
 
 
 
by monday_panda | 2013-11-30 12:11 | works【 illust 】
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“ 映画とは退屈な部分がカットされた人生である。” ーアルフレッド・ヒッチコック

そのカットされた退屈な時間を埋めるために、僕らは映画を観ているのかもしれません。
第6回 City LIghts映画祭のグラフィックツール、イラストとデザインを担当させていただきました。
 
Client : バリアフリー映画鑑賞推進団体 シティライツ
Media : B2ポスター/B5チラシ/A4パンフ/チケット
 
 
 
by monday_panda | 2013-10-31 07:25 | works【 illust 】
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普段はDVDを借りてきて観ることの多い映画ですが、たまには映画館に行くこともあります。新作映画の封切り直後“レンタルされるまで待てへんなぁ〜、はよ観たいなぁ〜”という作品の場合だけですが。ただそんな時は、きまって夜中の映画館に足をのばします。ナイトショーです。時計の針が午前0時を回る頃、自転車をすっ飛ばして行くわけです。夜中の映画館の静まりかえったガラーンとした雰囲気がとても好きなんです。10人もいないスクリーンの後ろの方の席にポツンと一人。ふっと映画の世界に引き込まれるような感覚が好きなんです。休日の昼間の映画館の、幸福感をはらんだ騒がしさの良さもよく分かりますが、どうも苦手です。そうです、ただのひねくれもんです。

そんな映画に関するお仕事をひとつ。10月17日〜25日まで開催されている、第26回東京国際映画祭。その中で『映画の未来』という、視覚や聴覚に障害のある方も映画を楽しめるよう、国内初の表示システムを使って視聴しようというバリアフリー上映企画があります。そのポスターとパンフを制作させていただきました。上映作品は『武士の献立』です。映画祭の持つ華やかな高揚感に包まれながら、映画の未来への試みを体験してみてはいかがでしょうか。明日24日上映です。ぷらっと六本木界隈に出没するという方はぜひ。
 
Client : 一般社団法人日本映画製作者連盟公益財団法人ユニジャパン
Media : B2ポスター/B5パンフ
 
 
 
by monday_panda | 2013-10-23 10:55 | works【 illust 】
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今年の夏はとてもとても暑かった。もう暦の上ではオクトーバーなのに、無駄に残暑の余韻だけは引きずってやがる。何事も引き際が大切だということを分かってないらしい、今年の夏ってヤツは。商店街を歩けば、金木犀の甘い匂いがするというのに、額にはジワッと汗が浮かんでくる。どうも季節感がちぐはぐで頭も身体も停滞気味だ。これが秋バテか。商店の軒先には、カボチャのオバケや魔女の帽子がちらほら。トリック・オア・トリートッ!いつからこんなに定着したんだろう。そのハロウィンも終われば、クリスマスとお正月に合わせて、一気に年の瀬の騒々しく華やいだ街へと、加速度を上げていく。気がついたら2013年も3ヶ月を切っている。なんだかんだ、あーだこーだと、後回しにしてきたものが多過ぎる。焦り、悩み、諦める、晩夏。はたまた、焦り、悩み、途方に暮れる、初秋。

そんなこんなで、デコレーションローラーの新シリーズ『イロドリ デコルノ』の第1弾、数量限定クリスマス・お正月パターンが、10月10日より発売されています。8パターンの中の『ノルディック』『ハツユメ』の2パターンのイラストを描かせていただきました。前回のものより多少デザインチックな感じのイラストに仕上がってます。大好きな人へのクリスマスカードの彩りに、お世話になっている人への年賀状の賑やかしに、コロコロ、コロコロしてみてはいかがでしょうか。ご興味のある方はぜひ。レッツ、コロコロ!
 
Client : プラス株式会社 ステーショナリーカンパニー
Media : デコレーションローラー デコルノ 用 イラストパターン
 
 
 
by monday_panda | 2013-10-11 23:17 | works【 illust 】
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先日、岩手県は大船渡で開催された“虹色写真館”。実行委員会メンバーなのに、2日目にノコノコと遅れて行き、ただおじさん連中と呑むだけという、当日の僕の無力さといったらなかったのですが...。一応、本職のイラストも何点か描かせていただきました。大田仮設住宅に暮らす方々に『こんな企画をやりますよ〜』とお知らせするためのハガキと、仮設スタジオの表に張り出しておく大きな看板と、盆踊りの時にぶら下げる提灯を。

虹色写真館の“虹”にかけて、ベタに七色の服を身につけた7人家族をモデルにしました。ハガキは撮影された瞬間の、少しすました凛とした家族の姿を。看板の方は、写真撮影前の和気あいあいとした家族の様子を描きました。提灯は大船渡の空と海の青色を使って、何もなくなってしまった大地に、また震災前のように、多くの家族が幸せに暮らせるようにという想いを込め、ニョキニョキと建つたくさんの家を描きました。サザエさんしかり、まるちゃんしかり、国民的なアニメが描いているものは、ただの家族の風景です。それはやっぱり、なんだかんだ幸せの象徴だったりするはずなんです。

この夏、初めて、被災地である東北の海と空、そして人々に触れました。なにがどう、あれがこう、というような、確かな言葉を自分の中にまだ見つけられないままですが、雨のあとには虹がでます。きっと、上を向いていれば、大きな空に七色に輝く虹は見えるはずです。
 
Client : 虹色写真館
Media : DM/看板/提灯
 
 
 
by monday_panda | 2013-09-01 10:31 | works【 illust 】



イラストレーター栄元太郎のブログ。イラストや写真や言葉。溜まったものを、ぽこぽことアウトプット。
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