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真っ青な空ではなくて。
先日の3連休、特に予定もなく、部屋でゴロゴロするのももったいなくて
とにかく外に出ようと、チャリンコに乗って近所をプラプラ。
久しぶりに映画館で映画でも見ようかと思い、JRの蒲田駅の西口から続く、
サンロード蒲田という商店街の中にある映画館、『テアトル蒲田』へ。
1階にはスーパーマーケット、3階にはネットカフェ、なんかが入っている
ビルの4階で、昔ながらの佇まいでひっそりと映画を上映している。

『包帯クラブ』
天童荒太原作、堤幸彦監督。柳楽優弥、石原さとみ、主演。
ここのところ、よくテレビでプロモーションをしてて、それに影響されたのか、
特に迷いもなく、暇そうにしてるチケット売り場のおばちゃんにお金を払う。

関東近県の中都市に住む十代の男女が始めた、『傷ついた出来事を投稿、
傷ついた人の傷ついた場所に包帯を巻きに行く、手当てした風景をデジカメ
で撮影、そしてその写真を投稿者へ送る』というネットを使っての活動。
ディノ、ワラ、タンシオ、ギモ、リスキ、テンポ、登場人物のあだ名もいい。
他人の傷を癒すことで、自分自身の傷から目を逸らすことが出来なくなり、
それぞれが抱えた込んだ、見て見ぬふりのまんまだった、なかなか瘡蓋にも
なってくれない傷と、真剣に向かい合わなければいけない時期がくる。
そのタイミングを逃したら、一生消えない傷が残ってしまう。
街中に包帯を巻く行為が警察沙汰になったり、「自己満足だ」「偽善だ」と、
クラブのHPに書き込まれる中傷の言葉に、クラブ活動は存続の危機に。

10代の頃に自分も感じてた、不安定な感情や、無意味なコンプレックスや、
自分達を中心に世界が回ってるなんていう錯覚や、根拠のない自信や、
それらを改めて目の当たりにすると、とても大事なものだったんだな。と。

あま過ぎず、せつな過ぎず。

真っ青な空ではなくて。_b0115008_119184.jpg

by monday_panda | 2007-09-27 01:19 | movie | Comments(1)
チームワーク。
3連休最終日の月曜日。
19時から個人参加のフットサルに参加するために、神奈川県の鷺沼まで
バイクをすっ飛ばす。ここのフットサルコートは、J1の川崎フロンターレが
運営するだけあってクラブハウスもキレイで、コートもプレイしやすい。

せっかくの3連休に個人でわざわざフットサルに参加するなんて、よっぽど
サッカーがしたくてしょうがない奴か、他にすることのないすげぇー暇な奴か、
『サッカーボールは友達です!というより、恋人です!』なんてことを
平気で口にするイタイ奴か。そんな人ばっかりなんだろうか?
実際、自分はすげぇー暇で、サッカーがしたくてしょうがないのは事実で。

個人参加で一番気にしてしまうのは、チームメイトのこと。
その日に初めて会った名前も知らない者同士が、番号で振り分けられて、
挨拶もそこそこにすぐにゲームが始まる。その人のプレースタイル、
好きなポジション、特徴、そんなことをパスを回しながら観察する。
例えるなら、高校の入学式の後の教室で、目だけをキョロキョロさせて、
クラスメイトの様子を窺う、あの微妙なもや〜っとした感じに似ている。
そのせいか、1試合目、2試合目はみんななんだかぎこちない。
それでも徐々に慣れてくると、声もではじめ、点を決めればハイタッチなんかも。

案外、こういう場面で素の自分が出るんだと思う。スタンドプレーにはしって
完全にチームで浮いてしまってる人、みんなに声をかけて盛り上げている人、
前にいくのを我慢して、バランサーに徹してゲームを組み立てる人、
みんなが疲れてきても、黙々とを走り続ける人。自分で決めるわけでもなく、
周りに強要されるわけでもなく、自然に、自分に合った役回りをそつなくこなす。

One for All, All for One、学校でも会社でも、主役でも脇役でも、
スタメンでもベンチでも、なんにしてもチームワークは大切です。

チームワーク。_b0115008_1153628.jpg

by monday_panda | 2007-09-24 23:54 | football | Comments(1)
こおり、カラリ。
9月22日土曜日、午後6時30分。
渋谷駅の東口の方にある小さいお店で、久しぶりに大学の友達と飲む。

金曜日の夜に電話があり、
『コンペで賞をとったからおごるし、明日、飯でもどう?』と。
これはめでたいと、酒が飲める!飯が食える!と、そそくさと渋谷へ向かう。

こんなふうに人に誘われないと、渋谷に行くことなんかない。
人が多いのも嫌やし、街の若い感じも嫌やし。ものすごくアウェーな感じがする。
そういえば、何年か前に初めて渋谷に行った時、ハチ公前がどこかわからなくて、
人込みの中、通りすがりのおじさんに 『あの〜すみません。』 と声を掛けたら、
目も合わさずに、一目散に逃げられた。意外と凹む。
知らない人でも拒否られるのって。

久しぶりに会った友達が交わすような会話を一通りおえて、
特に劇的に変化しているわけでもない日常を、ぽつぽつと言葉にする。
グラスについた水滴がツーっと、テーブルに垂直に線を描き、
人の声や熱で膨張した店内とは無関係に、氷は静かにカラリと崩れ落ちる。

普通のことを、普通に話せる相手と飲む酒はおいしい。

こおり、カラリ。_b0115008_1125824.jpg

by monday_panda | 2007-09-23 23:48 | daily | Comments(1)
そのひとと選んだ人生。
斉藤和義の歌う、最近CMでも流れてた『ウェディング・ソング』という曲がある。
その歌詞に、『そのひとと選んだ人生が今はじまる』という一節がある。
タイトルから分かるように、結婚を歌ったもので、まだまだ結婚なんかする
予定もない自分が聞いてもかなりグっときて、ホロっとする歌だ。
この歳にもなれば、まわりの友達は続々と結婚していく。続々と。

で、2007年9月16日に、大学時代、とてもお世話になったり、お世話をしたり、
金沢にいた4年間、誰よりもいちばん一緒にいた先輩が結婚することに。
その結婚式に出席するために、上野発の夜行列車で一路金沢へ。
2年ぶりの金沢はいつものどんよりした灰色の空じゃなく、とても広く、青い。
まるで新たなスタートをきる二人を、天も祝福しているようだ。 なんつって。

新郎も新婦も同じ美大の先輩なので、式に参列する人も知ってる人が多い。
というより、むしろ同窓会のような顔ぶれだけども。

『ひょうきん者』とか『お調子者』だとか、そんな言葉がピッタリな人柄で、
サッカー部ではいつもみんなの輪のまん中にいて、飲んで騒いで盛り上げて。
サッカーをしてる時くらいしか真剣な顔を見たことがなかったけど、
式の最後に、声を詰まらせながら挨拶する先輩の姿は、とても男前だった。

三次会で、声を張り上げながら脱いでいる先輩の姿は、いつも通りだった。

なんの運命も感じないような出会いや、特に印象に残らないようなきっかけや、
決定的だとは言い切れないような、あやふやなタイミングや、そんな劇的では
ないもんが、いつかどこかの場面で、重要で不可欠なページになるんだろーか?

なにはともあれ、この日、太陽のあったかい光のようにキラキラと、世界中の幸せ
を一人占めしたような笑顔をまき散らしていた素敵な二人に、幸多からんことを。

そのひとと選んだ人生。_b0115008_1252385.jpg

by monday_panda | 2007-09-19 22:55 | daily | Comments(1)
緩やかに、鮮やかに。
もう すべてをドロドロに溶かしてしまう夏ではなくて
でも 夏の次に順番を待っている季節でもなくて

春 夏 秋 冬 春 夏 秋 冬 そして 春 夏 秋 冬

季節と季節の間は フワフワ フワフワとなんだかハッキリしない
居場所が定まらなくても 別に居心地は悪くなんかなくて 
無意味に浪費するなにもない時間を 鳴らないケータイのせいにする

1℃気温が下がる度に 表情を変えるいつもの商店街を
1粒雨が降る度に にじみ はがれ 流れる 空の色を
すっかり落ち着いた公園の緑を 弱った陽射しをはじくアスファルトを
季節は無口で静かに 確かな存在感だけはそのままに

いつも いつも 見えるか見えないか分からないようなあたりで
緩やかに でも鮮やかに マタドールのように ヒラリと身をひるがえす

緩やかに、鮮やかに。_b0115008_2347272.jpg

by monday_panda | 2007-09-13 23:48 | daily | Comments(1)
It's only a GOAL。
昨日のグダグダの朝とは打って変わって、今日は朝からキビキビと。
煙草を吸って、風呂に入って、リンゴとバナナを食べて、サッカーの準備をする。
9時30分に家を出て、バイクで環八をひた走り埼玉県を目指す。

高校のサッカー部の友達の、会社の上司が所属しているサッカーチームに
昨年から、ちょくちょくおじゃまさせてもらい、今年から本格的にメンバー登録し、
月に1回、もしくは2回、サッカーができる環境になった。とても喜ばしい。

チーム自体が参加しているのは、あるスポーツ連盟の東京地区の2部リーグ。
決してレベルが高いわけじゃないけど、遊びという雰囲気はなく、意外と真剣だ。
メインは、1年間を通しての、10チームくらいでの一回戦総当りリーグ。
その他にもトーナメントの大会があったり、練習試合があったりする。
高校や大学の頃みたいに毎日ボールを蹴ってるわけじゃないので、
デスクワークで鈍りに鈍った運動不足の体には、かなり厳しい35分ハーフ。
たぶんプロなら一番脂ののっている年齢のハズなのに。。。

32℃まで気温の上がったこの日、前半だけでぶっ倒れそうになりながらも、
結果は14-0の圧勝。対戦相手は40近くのおじちゃん連中。
いくら点をとられても、でっかい声を張り上げて、必死でボールを追っかける。
暑くて、しんどくて、バテバテなのに。諦めたくもなるハズなのに。

サッカーの神様と呼ばれた、あの選手はこう言いました。
『楽しくなければサッカーではない。』と。同感です。
だから、おっちゃん達は走るのか。いや、走れるのか。

It\'s only a GOAL。_b0115008_132017.jpg

by monday_panda | 2007-09-09 23:51 | football | Comments(1)
熱狂的なファンではないけど。
土曜日の朝は軽やかだ。気持ちが。身体はいまいちだけど。
平日も休日も関係なく、だいたいきまって同じ時間に目が覚める。
ただ、休みの日はなかなかベッドの上から動かないので、自然と二度寝へ突入。
また目を覚ます頃には、2時、3時だったりしてかるく凹む。
今日もかるく凹んだところで、友達がグループ展をやっていることを思いだす。
その後もグダグダ、グダグダと結局家を出たのは夕方5時過ぎだった。

京急と浅草線で東銀座で降り、そこから5分くらい歩いて銀座の幸伸ギャラリーへ。
休みの日に会社のある駅を利用すると、とても損した気になるのはなんでだろう?

第2回 竹ノ輪展 〜自分らしく秋の夜長を過ごすひとつの提案〜
「あると生活が豊かになるような お気に入りの作品を
 普段のくらしに取り込むこと」を提案している展示会ということで、
ギャラリー内は、それぞれの作家さんのお気に入りの作品がいっぱい。
友達がイラストレーターなので、イラストだけの展示かと思ってたら、
ギャラリーの一画に部屋が作られていたり、書道ができたり、はちみつを
食べれたりと、なんだかバラエティー豊かな、趣向をこらした会場だった。
見る人によって好き嫌いは別れるんだろーけど、作り手がとても愛情を込めて
大切に大切に作品を作り上げてるということが、どの作品からも感じる。
それって当然なんかもしれんけど、いいなぁ〜、と。いいことやなぁ〜、と思う。

自分の作品の一番のファンは、自分自身。 僕はそう思うので。

熱狂的なファンではないけど。_b0115008_23403481.jpg

by monday_panda | 2007-09-08 23:42 | art | Comments(1)
ゆるやかなじかん。
東京に出てきて3年と半年。
3年と半年前の春、土地勘のまったくない僕は、会社まで乗り換えなしで
一本で行ける路線の走っている町に住もうと決めて、『平和島』という
駅名だけに惹かれて今のアパートを借りた。
今はもう引っ越してしまった大学の同級生や先輩も、以前は大森界隈に
住んでたので、アパートからチャリで15分くらいの蒲田で、
よく明け方まで飲んだり飲まれたり。

そんな東京の中では一番馴染みのある街、蒲田を舞台にした映画
『やわらかい生活』を見る。廣木隆一監督。出演・寺島しのぶ、豊川悦司。

ざっくりした流れは、主人公が身近な人の死をきっかけに鬱病になり、
引っ越して来た『粋』のない下町蒲田で、4人の男と関わりながら、
少しずつ、少しずつ再生していくというお話。
主人公は躁鬱病の30代の女性。を取り巻くのは、どこかとぼけているけど
大きくてあったかい従兄、粋がってはいるけどまだ幼さの残るヤクザ、
決してリスクは犯さない趣味のいい痴漢、EDで議員の大学の同級生。の男達。
どの登場人物からも微かに、でも確かに漂う孤独の匂い。
結局、人は『ひとり』なんだということを、それとなく意識させられる。
きっと人はそんなもののせいで、くっついたり、離れたり、傷つけたり、
優しくしたり、あがったり、おちたり、するのかな。なんて。思ってみたり。

人は多いけど、華がなくて、薄汚れていて、寂れかかった、愛すべき街・蒲田が
普段よりも粋で味わい深い街に見えるのは、やっぱり映画のせいなんだろうか。

ゆるやかなじかん。_b0115008_143454.jpg

by monday_panda | 2007-09-06 23:42 | movie | Comments(1)
ちいさなしあわせ。
急に秋っぽくなってしまった土曜日の昼下がり、
森田芳光監督・脚本の 『 間宮兄弟 』 を見る。原作は江國香織の同名小説。
出演は佐々木蔵之介・塚地武雅。常盤貴子、沢尻エリカ、北川景子などなど。

いい歳なのに、一緒に野球を観戦して、一緒に映画を観て、一緒に銭湯に入って、
一緒に夕飯を食べに行って、一緒に寝て、一日の終わりにはふたりでそろって反省会。
女っ気のない生活を送っている2人が、気になる女性を自宅に招いて、パーティを
してみたり、不器用にかなわぬ恋に突き進んでみたり、そしてフラレたり、と、
少しオタク要素のある、とっても仲のいい兄弟の穏やかな日常を描いた作品。

僕はこんなに仲のいい兄弟に会ったことがない。自分にも4つ離れた妹がいるけど、
会うのは1年に1度だけ、ここ何年かはまともに話した記憶もない。兄妹なのに。
妹がどんな仕事をしていて、どんな恋愛をしていて、どんな毎日を送っているか
なんて、知らないし、まったく興味もないけど、まっ、たまにはメールでも
してみようかなぁなんてことを、映画を観終わって思ってしまった。

最終的には、戻れる。帰れる。心地よくて、大きくて、何があっても
ブレない絶対的なものだと分かってるから、ちょっとハミだしたり、
ちょっと逆らってみたり。家族や兄弟ってそんなもんなのか。な。

すばらしいじゃないかっ、兄弟愛。

ちいさなしあわせ。_b0115008_23342933.jpg

by monday_panda | 2007-09-01 23:53 | movie | Comments(1)



イラストレーター栄元太郎のブログ。イラストや写真や言葉。溜まったものを、ぽこぽことアウトプット。
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