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<   2007年 11月 ( 4 )   > この月の画像一覧
ちっさな太陽。
『Little Miss Sunshine』
めずらしく洋画を観る。
ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス監督作品。
ファミリードラマとロードムービーをミックスしたような、
第79回アカデミー賞で、助演男優賞と脚本賞をとった作品。

あまり洋画を見ることがなくて、特に大爆発するのとか、人をボッコボッコ
にするのとか、変な生物が侵略してくるのとか、人造人間とかロボットとか、
そういう派手で規模や枠の大きなものにあまり魅力を感じない。
それはたぶん自分の生活の中では、まず遭遇しない場面や状況であって、
登場人物をリアルに意識できないというか、逆にいうと、当たり前に、
人が人として描かれていて、自分の生活してる世界の、知らない場所で
起こっている場面だと感じられるものの方が、どうしても好きみたいだ。
でも、映画の楽しみの1つには、普段の生活ではありえないものを
求めるというのも分かるけど。

アリゾナに住むフーヴァーファミリー。娘のオリーブがミスコンに
出場することになり、ボロボロのワーゲンバスに乗って家族全員で
カリフォルニアを目指す。
頭でっかちな口先だけの成功論をふりかざす成功論提唱者の父、
過激なことを好き勝手言いたい放題で、ヘロイン常習者の祖父、
部屋にこもり頑なに沈黙を守り通している、家族が嫌いな息子、
ポッコリお腹で眼鏡だけどビューティー・クィーンを夢見る娘、
ゲイで失恋がきっかけで自殺を謀ったブルースト研究者の伯父、
こんなギクシャクした家族を、どうにかしたいけどできない母、
の6人の家族の、家のダイニングで、ハイウェイの車の中で、
サービスエリアで、モーテルのベッドで、病院の廊下で、
そしてリトル・ミス・サンシャイン・コンテストの会場で起こる、
ちっさな、そしておっきなハプニングを通して、
バラバラだった家族が、日常のささいな出来事の積み重ねで
埋もれてしまった、家族の絆や愛を再確認していく。そんなお話。

コンパクトにまとまった、ユーモアと優しさのある一本でした。

ちっさな太陽。_b0115008_2254920.jpg

by monday_panda | 2007-11-28 23:52 | movie | Comments(4)
ゴーゴー!ジプニー!
この3連休、めずらしく休みの日にかなりのエネルギーを費やした。
かといって、平日、仕事のある日にエネルギーを使い果たすなんてことはないけど。

朝から晩まで、無心でひたすら手を動かしつづけ、イラスト15枚を書きあげる。

好きで描いてるイラストも、あんまり集中しすぎると、そこそこ疲れるのです。
ただ、描いている時だけは、何も考えなくていいから、とても気が楽なのです。

ゴーゴー!ジプニー!_b0115008_074285.jpg

by monday_panda | 2007-11-27 23:50 | illustration | Comments(1)
人の目に触れる。
先週の水曜日の午後、仕事にポッカリと時間ができたのでそろりと会社を抜け出す。
木曜日までで終わってしまう、葛西薫さんの『 KASAI Kaoru 1968 』を見に行く。

元々、広告に興味があってこの仕事を始めたわけではなくて、どちらかというと
学生の時も、広告の講議は拒否ってたぐらいなので、作品自体は目にしたことが
あっても、恥ずかしながら誰が手掛けたものなのかはあまり知らない。
実際、葛西さんの名前も働きだしてから知ったぐらいなので。

銀座のクリエイションギャラリーG8では広告の仕事を中心に展示してあり、
サントリーウーロン茶や、ソニー、デザイナーになりたての頃の作品や、
アイデアスケッチなんかも。特にサントリーウーロン茶の広告は好きな
作品だったので、ポカーンと口をあけたまま見入ってしまう。
現在のシンプルで余白を活かした潔い作品とは違い、
その時代のせいか、70年代頃のものはゴチャゴチャとした、とにかく画面を
なんらかの要素で埋め尽くしているデザインもあることが、また新鮮でもあった。
誰かが 『デザインとは引いていく作業が一番大事だ。』 と言っていたけど、
まさに、どれだけ削ぎ落としていけるのか、なかなか難しい課題だと思う。

一方、Guardian Gardenでは、舞台、映画、装丁、プロダクト、展覧会の作品を
展示していた。自分と同い年くらいのデザイナーっぽい人達が、
ひとつひとつの作品を食い入るように真剣な顔つきで見ている。勉強熱心だ。
葛西薫=文字(レタリング)みたいなイメージがあるのは、広告よりも、
こういった装丁などでの、グラフィックの仕事の魅力が大きいからだと思う。
その決められた平面の中に、絶妙のリズムでレイアウトされた文字には、
凛とした透明感や、小手先だけのデザインにはない心地よさがある。

葛西さんの作品を目にして、憧れて、この世界に足を踏み入れた人は、
年齢を問わず、きっとたくさんいて、今もまだなかなか歩み寄れないこの仕事も、
こんなに人を引きつける作品へ繋がるプロセスになるのなら、
ウダウダ足踏みせずにもう一歩、踏み込んでみたいとも思う。
by monday_panda | 2007-11-25 23:30 | design | Comments(1)
地球は回り続ける。
ここのところ、それなりに仕事も忙しく、平日よりも早く休日出勤。
人と比べるのもどうかと思うけど、自分の『忙しい』なんて、
きっと『大したことないんだろうな』なんて最近よく思う。
18時30分までカチカチとMacにむかい、『すみません、お先に失礼します』と
先輩に挨拶してから、バタバタと日比谷線で恵比寿へ向かう。

恵比寿駅から徒歩5分くらいの中華料理屋で、高校時代の同級生10人くらいで飲む。
顔は知ってても初めて話す人、卒業以来8年も会ってなかった友達、
しょっちゅう顔を合わす友達、懐かしい顔ぶれの、プチ同窓会。

仕事の話や、恋の話や、どーでもいい話や、懐かしい話。讃岐弁が飛び交う。
ガシガシ働いてたり、結婚してたり、彼氏ができてたり、まだ大学に行ってたり、
写真みたいに、バカなことに全力を傾けていたみんなも、もう27歳。そこそこ大人。
高校を卒業して9年近くたつけど、それぞれがそれぞれの場所で、いろんな場面を
過ごしてるわけで、自分が気にしてようと、してまいと、知らないとこで世の中は
グルグルグルグル回ってんだと、そんなことをしみじみ思ってしまった。

『二人の愛がある限り 地球は回り続ける〜♪』なんて歌詞の歌があったけど、
別に愛があってもなくても、今日も地球は回り続けてるんだ。グルグルと。

地球は回り続ける。_b0115008_1103855.jpg

by monday_panda | 2007-11-11 23:33 | daily | Comments(1)



イラストレーター栄元太郎のブログ。イラストや写真や言葉。溜まったものを、ぽこぽことアウトプット。
by monday_panda