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夏休みの宿題。
世間では夏休み最後の今日。学生諸君は大量の宿題を終わらせることが出来たのだろうか?いらぬ心配をしてみる。自分はというと、まだしばらく夏休みが終わりそうにない...。まだまだ宿題は山積みだけれど、とりあえずは目先の宿題を終わらせた。

先日、お友達からウェルカムボードの依頼をうけて一生懸命カリカリと描く。図画工作の宿題だけは一生懸命やってた20年前の夏休みと、何も変わってないなぁと思う...。友達の結婚式という訳ではなく、仕事先のお得意さんの結婚式ということで、また写真やら情報を頂戴し、想像を膨らませ一枚の絵を仕上げる。新郎新婦は自分よりも年下だ。先月描いたウェルカムボードの二人も年下だったなぁ。ん〜。なんだかもやもや、もんもん。結婚?ケッコン?けっこん?KEKKON?ん〜。まぁ、いくら考えてみたところで、結婚できるわけでもないのだが。嫁探しよりもなによりも、まずは職探しなのである。
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今まで描いたウェルカムボードを見直してみると、新郎新婦のお二人は、飛んでたり、浮いてたり、ぶら下がってたりと、これから地に足をつけ歩んでいかなければならないというのに、ふわふわ、ぷかぷかしたものばかり描いてしまっている。なんでだろう?とちょいと考えてみる。ん〜。それはきっと結婚式でいつも感じる、あの幸せいっぱいの浮遊感や高揚感が原因なのかな?と思う。ふわふわ、ぽかぽか、ほのぼのといった幸福感。幸せにもいろいろある。愛だとか思いやりだとか慈しみだとか...。今の自分がいくら語ったところで所詮は未経験の幸福論なのだ。夏が終わるというのに散らかった机の上には、やるべき宿題も、やりたい自由課題も、経験してみたい幸福も、まだまだ山積みのまんまなのだ。
 
by monday_panda | 2010-08-31 22:55 | illustration | Comments(0)
夢を飲み込み人を吐き出す島。その4
山から下りてきて、一日数本しか走っていないバスに乗り込む。シートに腰をおろした瞬間、慣れない山道での緊張感や、無事下山できたことの充実感、達成感の入り交じった心地のいい疲労感がジワッと体中に広がる。曲がりくねった道の先に真っ青な海が見える。もう明日はこの海の向こうへ戻るのだ。そんなことを思いながら長い間バスに揺られていた。
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民宿にもどり、シャワーを浴びて、コインランドリーに洗濯物を放り込み、沈みかけた夕日の中、港の方までまたバスで向かう。どこに入る?と涼しくなり始めた海からの風にふかれながら、とろとろとお店を探す。田舎の夕暮れ時は、嫌いではないけれど、今も昔も好きにはなれない。それは単純に淋しいから。

お店に入るとどこの席にも山から帰って来た若人が、楽しげに今日の出来事を共有し合っている。そんな声に耳を傾けながら、この日、消費したカロリーを完全に上回る量をたいらげる。ただ、がっつり飲む元気は残っていなかった。田舎の夜は早い。そして暗い。東京にいると感じなくなるけど、本来そうあるべき姿がここにはあるのだと思う。感傷というわけではないけれど。月がきれいやなぁ。ほんまやなぁ。星もきれいやなぁ。そやなぁ。無意識でこぼれるそんな言葉が必要なのだと思う。民宿に辿り着き、帰り支度を済ませ、バタンと布団に倒れ込む。
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翌日12時、屋久島を出港。昨晩の居酒屋で、島内のバスの中で、そして、フェリーの上で、山で見かけた人や、こんにちはと声を交わした人達の姿を目にする。みんな、どこか放心したようなふわふわした気の抜けた印象をうける。きっと自分たちもそうなのだ。非日常の中に身を置くことは、ある種の高揚感や幸福感を伴う。ロマンだとかロマンスだとか、何かを期待し、何かを望む。そんな淡い想いをこの山は、この島は、吸い取り飲み込み成長しているように思えた。そしてそんな邪念をパクリと食べられ、知らず知らずのうちに少し身軽になって、僕らはペッと吐き出されたような気がする。はぁ〜とつく溜め息に、心のどこかに空虚感やら虚無感、小さな、あるいは大きなポッカリと空いた穴を認める。きっとそれは何かがなくなったわけじゃなく、少し大きくなった、許容量の増したスペースなんだと思えばいい。それがいっぱいになったら、またぷらっとどこかへ向かえばいいのだ。そしてまた少し大きく、少し自由になってここへ帰ってくればいいのだと思う。
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by monday_panda | 2010-08-30 09:05 | daily | Comments(0)
夢を飲み込み人を吐き出す島。その3
午前4時起床。寝ぼけ眼で朝飯をかき込み、こぼれ落ちそうな満天の星空の下、タクシーに揺られ、もののけ姫のモデルになった森のある白谷雲水峡へ向かう。登山口に5時に到着。もうすでに入念にストレッチをしているグループもいる。東の空が明るくなるのを待ち、5時半登山開始。しんどい、疲れた、ダルい等の弱音を吐くごとに罰金!というルールを決めて、一歩一歩、森の中へ。登り始めてしばらくすると途端に整備されていない山道になる。侵入者を拒むように足下はぬかるみ、山肌には岩が牙をむく。そんな中、鹿の親子がこちらをうかがっている。空を覆う緑を通して降り注ぐ朝の光や、水滴をたっぷり抱え込んだ苔、山の音、緑の匂い、土の味、大自然に生かされている感覚。もののけ姫の舞台となったというその森は、美しさはもちろん、ある種の恐怖感さえ漂う。立ちすくむ僕らをカラカラとコダマがそこいらで笑っている。のだ。きっと。
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某カード会社のCMで、柴咲コウがほっぺたを赤らめながら緑の中を無心に歩く映像が頭の隅に残っていて、どうしてもそのラストシーンで登っていた、太鼓岩に行ってみたくて、急傾斜の道を、動悸を速め呼吸を乱しながらも、一心不乱に突き進む。高校の部活なんかよりもキツい。薄暗い木々がパッと開け、ずっと隠れていた空が突然目の前に広がる。まだ温まりきらない朝の空気に包まれ、岩の上に、空の中に立つ。涙は出ないけど、ふっと気がユルみ力が抜ける。来てよかった。そう思った。
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ここからは年間1万人ほどの観光客が訪れるという、屋久島の代名詞・縄文杉を目指す。何キロも続くトロッコ道を進み、更に山の奥へ奥へと足を踏み入れる。イメージとしては、縄文杉強制収容所にゾロゾロと隊列をなして連行されるような感じ。シュールな構図だ。どれくらい歩いたろうか?もう邪念も何もなくなって来た頃にようやく姿を現した、屋久島のドン。デカイ。ただ、想像以上の感動はなかった。どちらかというと登りきったことの方に感動。意外とそんなもんだ。

山を下りる。登ってきたルートとは別の道で。時々ひょいと顔をだす鹿や猿に声をあげながら、木漏れ日の中途切れることのないレールに沿って歩く。もちろん頭ん中のBGMはスタンドバイミー。あの4人は何を求めて冒険にでたんだっけ。もう思い出せない。もう忘れてしまった。ハイライトはいつもその道のりの途中だ。
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by monday_panda | 2010-08-28 08:45 | daily | Comments(6)
夢を飲み込み人を吐き出す島。その2
朝7時半、港に向かう。朝の陽射しなのにもうジリジリと肌を焦がす。二等客室のチケットを購入後、デーンと停泊しているフェリーに乗り込む。『あの、紹介してもらった者なんですが』と係員に声をかけると『あぁ、どうも、こちらへどうぞ』と和室の素敵な部屋へ案内された。なんだかすみません、と恐縮してしまう。屋久島に到着するまで4時間。とりあえず、縄文杉へはどうやって行くのかさへ知らないので、二人でガイドブックを熟読する。定番のルートではなく、もののけの森を通って、太鼓岩に登ってから、縄文杉を目指そうと決定するも、若干、山を、屋久島をナメていたことに気づく...。"大丈夫かなぁ..."と募る不安をかき消しかき消し入港まで眠りにつく。
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12時半、着岸。宮之浦岳の頭はすっぽりと雲に覆われている。山の天気はもちろん、島の天気もころころと変わりそうだ。民宿のお兄さんの運転でまずは宿へ。2泊分の料金を払い部屋に入ると、なんだか気分は修学旅行生。さすがに二人でキャッキャと枕投げはしないだろうけれど。

今日半日は車で島を巡ろうと、さっさと宿を出て、すぐ近くのレンタカー屋さんへ。『すみませ〜ん!』と覗き込むも居るのは犬だけで人の気配がない。仕方なく電話してみると『いつ戻るかわからないから、ほかをあたれ』との対応。のんびりしたもんだ。せかせか働いてた頃がバカみたいに思えてくる。しばらく歩き別のお店で車をレンタル。Mくんの運転で、島を一周する海沿いの道を窓全開ですっ飛ばす。気持ちがいい。左手に海、右手に山、視界に広がる大自然、もうなんだかこれだけで満たされていたりもする。晴れていたかと思うと、突然の豪雨。そしてまたカラリと晴れ上がる。乙女心と秋の空、ならぬ島の空。
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民宿のお兄さんもオススメの、港からちょうど島の反対側に位置する、九州最大の高さを誇る大川の滝へ。これが見事だった。豪快で爽快。その後も千尋の滝や海中温泉を観光しつつ、明日の為に、買い出し、レインスーツのレンタルをして夕方、宿へ戻る。途中、コンビニに寄った時、見上げた東の空に虹が出ていた。ようこそ屋久島へ。そんな大きな虹が。

明朝4時起きなので、今日は近場にしとくかと民宿のお隣の居酒屋へ入り、飛魚定食とビールで腹を満たす。波の音と海風が心地いい。『ごちそうさまでした〜』の声に『明日、頑張ってね』とお店のおかみさんの励ましのお言葉。宿へ戻り、お互い明日の健闘を祈りつつ、学生のように恋バナなぞする元気もなく、10時に消灯。明日はいよいよ入山だ。
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by monday_panda | 2010-08-26 23:15 | daily | Comments(0)
夢を飲み込み人を吐き出す島。その1
『20日に鹿児島集合なぁ』と高校の友達Mくんから連絡があったのはお盆。前回の熊本集合といい、今回の鹿児島集合といい、地元の友人達、昔から薄々気づいてはいたけれど、いささか強引だ。とはいえ、なんだかんだでそれにのっかる自分も...どうかしているぜ。とりあえず就活を一時停止して、行くことにした。
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木曜の夜に新宿から高速バスに乗り込む。ノンストップで本州を駆け抜け福岡に到着したのは金曜のお昼前。すぐに鹿児島行きのバスに乗り換え、鹿児島中央駅に着いた頃には太陽はオレンジを強くしていた。バスに揺られること18時間。さすがに30を迎える身体には少々キツい。駅前の喫煙所でぼけ〜っと3ヶ月ぶりに見る鹿児島の景色を眺めていたら、Mくんが『よおっ!』とやって来た。まるで、渋谷で待ち合わせでもしたように、いつもと何も変わらない感じで。
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この日はもう屋久島に渡る船がないので、鹿児島で一泊することに。とりあえず登山用の服を買って、天文館あたりで宿を探す。安くて薄暗いビジネスホテルに荷物を放り込み、賑やかになり始めた繁華街へさっさと飲みにくり出す。ぐるっと迷いながら一周し、ほっそい路地の小さな居酒屋に決める。ここにいい出会いがたくさんあった。誰もいない店のカウンターで二人で乾杯。いつもと変わらない感じでぐでぐでと飲みはじめる。そこへ美人さんを同伴したちょいワルオヤジが入ってきた。最初は別々で飲んでいたけれど、店長が2組の間に座り飲みはじめ、カウンターに5人並んでペラペラとお喋りが始まる。土建会社の社長さんだというちょいワルオヤジは四十路を越えなお、三十路を迎える僕らよりはるかにギラギラしているのだ。社長の武勇伝から、仕事、恋愛、結婚、将来について。酔っぱらいの典型的なトークのパターンだけれど、とても魅力的な言葉に聞こえた。『いい夜を』の言葉と『気持ちだ』という飲み代を残して二人は夜の街に消えて行き、残った者で杯を交わす。
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『明日、屋久島に行くんですよ』と言うと店長が『知り合いが屋久島で働いてるから宿紹介するよ』『知り合いがフェリーで働いてるから紹介するよ』と、呑んで酔っぱらっているだけで超格安で素敵な宿と、フェリーの特等室が手に入った。『結局、人とのつながり』その言葉に大きく頷き『ありがとうございます』と深々と頭を下げる。なまぬるい南国の町を、ふらふらと、こころぽかぽかでホテルへ帰り、ベッドにガクンと崩れ落ちる。明日は屋久島へ出港だ。
 
by monday_panda | 2010-08-25 23:20 | daily | Comments(0)
うららかさんぽ 13
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決して"うららか"や"さんぽ"という言葉が持っているような、のんびりした、のほほんとした道程ではなかった。往復9時間かけ、ただただ必死に縄文杉を目指し散歩に行ってみた。最高の風景の代償...いやもぉ、筋肉痛がハンパない。
(鹿児島県・熊毛郡・屋久島町)
 
by monday_panda | 2010-08-24 22:45 | stroll | Comments(4)
ハローワークのちシネマ。
8月になってようやく就職活動開始。求人サイトをチェックしてみたり、ハローワークに行ってみたり、ぼちぼちやってみたりする。飽きたら(飽きてたらダメなんだろうけど)イラスト描いてみたり、散歩に行ってみたり、映画を観てみたり、映画を観てばかり。今のうちに、詰め込めるもんはとにかく詰め込んでおこうかと。
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ゆれる / 監督:西川美和/出演:オダギリジョー・香川照之・真木よう子
→肉親の持つ、他人には分からないその微妙な距離感、潜む凶器。香川照之すごい。

おとうと / 監督:山田洋次/出演:吉永小百合・笑福亭鶴瓶・蒼井優
→最近の鶴瓶が好きだ。やっぱり日本人なのか、山田洋次の映画を見ると心が和む。

萌の朱雀 / 監督:河瀬直美/出演:國村隼・尾野真千子・和泉幸子
→殯の森もそうだったけど、この人の作品はとても自然が大きい。すべての意味で。

インスタント沼 / 監督:三木聡/出演:麻生久美子・風間杜夫・加瀬亮
→好きな芸能人は麻生久美子です。と言う友達が多い。それ、分かる気がする。

ROOKIES -卒業- / 監督:平川雄一朗/出演:佐藤隆太・市原隼人・小出恵介
→やっぱり森田先生の漫画には到底かなわない。夢にときめけ!明日にきらめけ!!

パーマネント野ばら / 監督:吉田大八/出演:菅野美穂・江口洋介・夏木マリ
→女の子の映画。高知の風景に佇む菅野美穂の、危うい美しさにキューンとなる。

色即ぜねれいしょん / 監督:田口トモロヲ/出演:渡辺大地・岸田繁
→高校時代が蘇ってくるような、何も知らないことの強さや弱さが、とても痛い。

人のセックスを笑うな / 監督:井口奈巳/出演:永作博美・松山ケンイチ・蒼井優
→僕の通っていた美大には永作博美みたいな綺麗な先生はいなかった。残念。

サッドヴァケイション / 監督:青山真治/出演:浅野忠信・宮崎あおい・石田えり
→人は何かしら闇を背負って生きてく。久々の浅野忠信作品。やっぱカッコいい。

ほっこまい 高松純情シネマ / 監督:高嶋弘/出演:柳田龍馬・大西節子
→これは残念ながら中学生日記みたいだった。讃岐弁はなかなかよかったけど。

ウルトラミラクルラブストーリー / 監督:横浜聡子/出演:松山ケンイチ
→ウルトラでミラクルなラブストーリーなんて、一生に一度あるかないかだよなぁ。
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子猫をお願い / 監督:チョン・ジェウン/出演:ペ・ドゥナ / イ・ヨウォン ★
→女子&青春映画。例えばリンダリンダリンダとか、僕はこの手の作品に弱い。

春の日のクマは好きですか? / 監督:ヨン・イ/出演:ペ・ドゥナ / キム・ナムジン
→恋する乙女は美しい。ペ・ドゥナがとってもキュート。図書館に通いたくなる。

Pink Flamingos / 監督:John Waters/出演:Divine
→昔、好きだった子がこの映画凄いよ!と言っていた。最高にお下劣。最低で最高。

潜水服は蝶の夢を見る / 監督:Julian Schnabel/出演:Mathieu Amalric
→映像はキレイ。視点もおもしろい。ただ見た時期が悪かった。ズーンっておちた。

COFFEE AND CIGARETTES / 監督:Jim Jarmusch/出演:Roberto Benigni ★
→コーヒーとタバコはベストカップル。そして実のないどうでもいい会話も最高だ。

なんだかいろいろ、なかなかどうして、映画みたいにうまくはいかないぜ。
 
by monday_panda | 2010-08-18 20:57 | movie | Comments(2)
正シイ火薬ノ使イ方。
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終戦記念日だった昨日、友達に頼まれているイラストを描きながら、見るでもなくテレビをつけていたら、この時期の決まり事のように戦争関連の特番が流れていた。内容もいろいろで、時々手が止まり、画面に釘付けになる。今まで語られてきた歴史、そして語ることが出来なかった歴史。映画、小説、音楽、ドキュメンタリー、いろんな方法や手段で戦争の愚かさや命の尊さが訴えられ描かれてきている。経験していないからとか、知らないから、なんてのはもうおしまいにしなければ。といっても自分の中に戦争に対しての具体的な"なにか"があるわけでもない。なんやろなぁ?なんやろなぁ?が日がなぐるぐるぐるぐる頭を巡る。

夜、多摩川の花火大会。近所なので自転車に乗ってチリンチリンと出かける。土手を下流へ下流へ向かう人の波にのまれ、結局チャリンコを押しながら歩く。河川敷には大勢の人。思い思いにこの時間を、夏を楽しんでいる。ドーン!ドーン!と闇夜に大きく花が咲いた。夜空を見上げ、降りそそぐ火の粉に歓声をあげる。たった65年前は、空から降りそそぐ火の粉から、悲鳴をあげ死にものぐるいで逃げ惑っていたのだ。今はこうして空に打ち上がる火の玉を、愛する家族、大好きな友達、大切な恋人、そんなかけがえのない人たちと笑顔で見ることができる。そんな喜び。そんな幸せ。そんな当たり前になってしまった、喜びや幸せの力では戦争はなくならないのだろうか。
 
by monday_panda | 2010-08-16 22:35 | daily | Comments(4)
ひと夏の恋。
三十回も夏を経験してるのに、
そんな夏一度もなかったなぁ。

残暑お見舞い申し上げまする。

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by monday_panda | 2010-08-15 01:20 | illustration | Comments(0)
うららかさんぽ 12
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浅草で飲んだ夜、終電まで時間もあったので、ほろ酔い気分で雷門からまっすぐにのびる仲見世を闊歩する。いしいしんじの短篇集『東京夜話』の中の浅草を舞台にした一篇『吾妻橋の下、イヌは流れる』。ここに描かれている浅草の情景がとても印象的で、浅草に来るといつも思い出す。特に夜の仲見世を描いた部分は何度も読み返すほどお気に入りなのだ。酔っぱらっていたとはいえ、小説の中の世界と目の前にある現実とが見事に重なる瞬間にゾクッとする。

そんな感じで浅草寺から引き返し、人通りの少ない仲見世をふらふら歩いていたら見つけた。見事な誕生である。たまたま同じように、それに気づいたオーストラリア人のナイスガイと二人、地べたにしゃがみ込んで『いいねっ!』『すごいねっ!』と小学生のように夢中で見入る。もしもし蝉よ、蝉さんよ。どうぞその声で日本の夏を彩っておくれ。
(東京都・台東区・浅草)
 
by monday_panda | 2010-08-13 00:05 | stroll | Comments(1)



イラストレーター栄元太郎のブログ。イラストや写真や言葉。溜まったものを、ぽこぽことアウトプット。
by monday_panda