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2013年もあと10日ほどです。つけっぱなしのラジオからは、クリスマスソングやウィンターソングがヘビーローテーション。『今年はどんな一年でしたか?』『今年の点数をつけるなら?』なんて、爽やか過ぎる声でラジオパーソナリティは問いかけています。もうそういう季節なんです。

そんな質問に真面目に答えると、今年はよく『こども』の絵を描いた年でした。おそらく描いたイラストの6割、7割はこどもだった気がします。ちびっ子のイラストを描く度に、参考のためにこどもたちの画像をたくさん見ました。そのせいか描いている時は、自分の小学生の頃のあれやこれや、忘れてしまっていたことをよく思い出しました。

ちょっと歩けば公園にぶつかる東京とは違って、僕は公園で遊んだという記憶がほとんどありません。公園自体が近所になかったと思います。公園なんてものをつくらなくても、香川の西に位置する田舎町、どこもかしこもこどもの遊び場になるわけです。稲刈りの終わった広い田んぼで野球をしたり、学校の裏の雑木林に基地を作ったり、降水量の少ない土地のせいであちこちにあるため池で魚を釣ったり、採石場のがけをよじのぼったり、山から流れ出る川の上流を目指したり、蛇と格闘したり、野良犬の赤ちゃんをみんなで育てたり、すべての環境が遊びになりえたのです。その反面、ぶどう畑を食い荒らして先生怒られたり、サツマイモ畑を踏み荒らして農家のおっさんに怒鳴られたり、雑木林でボヤ騒ぎを起こして先生にシバかれたりと、遊びとお叱りは表裏一体だった気もします。

たまに近所の公園で、あぶねぇ〜と思うような、遊具の乗り方をしている子どもも見かけます。が、危険な目にあって気づき、叱られて育つわけです。すり傷やたんこぶは成長の証です。時代は変わっても、いつの時代も親の願いは、小さい頃テレビCMでよく聞いた、あの名コピーに尽きます。
『わんぱくでもいい たくましく育ってほしい』
納得です。相も変わらず独身なのに、親心の少し芽生えた年になった気がします。
 
Client : セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
Media : 公園遊具 用 ステッカー【鹿妻第五公園/蛇田団地北公園(石巻市)】
 
 
 
by monday_panda | 2013-12-19 10:51 | works【 illust 】
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いつからだろう、こんなボソボソと喋るようになったのは。

小学生の頃は、言葉を発するだけで、とんでもないエネルギーを使っていたように思います。
登校時、ご近所さんの『おはよう!』に『おはようございますっ!(必死)』
授業中、先生の『この問題わかる人~?』に、『はいはいはーいっ!(必死)』
放課後、友達の家の前で、『◯◯くんっ!あ~そ~ぼ~っ!(必死)』
帰宅時、友達の『バイビー!』に、『バイバイビーっ!(必死)』

こんなふうに、一言一言がただただ必死だった気がします。腹の底から声を振り絞っていたように思います。大袈裟に言うと魂の叫びです。簡単に言うとただのバカです。それはきっと多くの言葉をまだ知らなくて、少ない言葉で自分の気持ちを伝えるには、やっぱり大きな声を出すのが一番だった、ということなのかもしれません。歳を重ねるごとに、腹の底から大きな声を出すことが減っています。一年に数えるほどしかない、というか皆無かもしれません。

今さらですが、声を出すって大事ですね。話すだけで元気にもなりますし。調子が悪い停滞気味の時に、誰かに会いたくなるのはそういうことなのかもしれません。特に気にしてなかったけど、在宅仕事のせいもあってか365日の半分以上は、誰とも話さない『おはよう』も言わない一日を過ごしています。声を出さなさ過ぎて、お仕事の電話を受けた時に、カッスカスな声のことも多々あります。申し訳ありません。そんな言葉数の少ないカッスカスな声の僕の代わりに!といってはなんですが、彼や彼女たちの明るく弾む声が聞こえてくるような、そんな絵が描ければなと思っています。
 
Client : セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
Media : ウェブサイト 用 イラスト
 
 
 
by monday_panda | 2013-11-30 12:11 | works【 illust 】
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“ 映画とは退屈な部分がカットされた人生である。” ーアルフレッド・ヒッチコック

そのカットされた退屈な時間を埋めるために、僕らは映画を観ているのかもしれません。
第6回 City LIghts映画祭のグラフィックツール、イラストとデザインを担当させていただきました。
 
Client : バリアフリー映画鑑賞推進団体 シティライツ
Media : B2ポスター/B5チラシ/A4パンフ/チケット
 
 
 
by monday_panda | 2013-10-31 07:25 | works【 illust 】
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普段はDVDを借りてきて観ることの多い映画ですが、たまには映画館に行くこともあります。新作映画の封切り直後“レンタルされるまで待てへんなぁ〜、はよ観たいなぁ〜”という作品の場合だけですが。ただそんな時は、きまって夜中の映画館に足をのばします。ナイトショーです。時計の針が午前0時を回る頃、自転車をすっ飛ばして行くわけです。夜中の映画館の静まりかえったガラーンとした雰囲気がとても好きなんです。10人もいないスクリーンの後ろの方の席にポツンと一人。ふっと映画の世界に引き込まれるような感覚が好きなんです。休日の昼間の映画館の、幸福感をはらんだ騒がしさの良さもよく分かりますが、どうも苦手です。そうです、ただのひねくれもんです。

そんな映画に関するお仕事をひとつ。10月17日〜25日まで開催されている、第26回東京国際映画祭。その中で『映画の未来』という、視覚や聴覚に障害のある方も映画を楽しめるよう、国内初の表示システムを使って視聴しようというバリアフリー上映企画があります。そのポスターとパンフを制作させていただきました。上映作品は『武士の献立』です。映画祭の持つ華やかな高揚感に包まれながら、映画の未来への試みを体験してみてはいかがでしょうか。明日24日上映です。ぷらっと六本木界隈に出没するという方はぜひ。
 
Client : 一般社団法人日本映画製作者連盟公益財団法人ユニジャパン
Media : B2ポスター/B5パンフ
 
 
 
by monday_panda | 2013-10-23 10:55 | works【 illust 】
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今年の夏はとてもとても暑かった。もう暦の上ではオクトーバーなのに、無駄に残暑の余韻だけは引きずってやがる。何事も引き際が大切だということを分かってないらしい、今年の夏ってヤツは。商店街を歩けば、金木犀の甘い匂いがするというのに、額にはジワッと汗が浮かんでくる。どうも季節感がちぐはぐで頭も身体も停滞気味だ。これが秋バテか。商店の軒先には、カボチャのオバケや魔女の帽子がちらほら。トリック・オア・トリートッ!いつからこんなに定着したんだろう。そのハロウィンも終われば、クリスマスとお正月に合わせて、一気に年の瀬の騒々しく華やいだ街へと、加速度を上げていく。気がついたら2013年も3ヶ月を切っている。なんだかんだ、あーだこーだと、後回しにしてきたものが多過ぎる。焦り、悩み、諦める、晩夏。はたまた、焦り、悩み、途方に暮れる、初秋。

そんなこんなで、デコレーションローラーの新シリーズ『イロドリ デコルノ』の第1弾、数量限定クリスマス・お正月パターンが、10月10日より発売されています。8パターンの中の『ノルディック』『ハツユメ』の2パターンのイラストを描かせていただきました。前回のものより多少デザインチックな感じのイラストに仕上がってます。大好きな人へのクリスマスカードの彩りに、お世話になっている人への年賀状の賑やかしに、コロコロ、コロコロしてみてはいかがでしょうか。ご興味のある方はぜひ。レッツ、コロコロ!
 
Client : プラス株式会社 ステーショナリーカンパニー
Media : デコレーションローラー デコルノ 用 イラストパターン
 
 
 
by monday_panda | 2013-10-11 23:17 | works【 illust 】
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先日、岩手県は大船渡で開催された“虹色写真館”。実行委員会メンバーなのに、2日目にノコノコと遅れて行き、ただおじさん連中と呑むだけという、当日の僕の無力さといったらなかったのですが...。一応、本職のイラストも何点か描かせていただきました。大田仮設住宅に暮らす方々に『こんな企画をやりますよ〜』とお知らせするためのハガキと、仮設スタジオの表に張り出しておく大きな看板と、盆踊りの時にぶら下げる提灯を。

虹色写真館の“虹”にかけて、ベタに七色の服を身につけた7人家族をモデルにしました。ハガキは撮影された瞬間の、少しすました凛とした家族の姿を。看板の方は、写真撮影前の和気あいあいとした家族の様子を描きました。提灯は大船渡の空と海の青色を使って、何もなくなってしまった大地に、また震災前のように、多くの家族が幸せに暮らせるようにという想いを込め、ニョキニョキと建つたくさんの家を描きました。サザエさんしかり、まるちゃんしかり、国民的なアニメが描いているものは、ただの家族の風景です。それはやっぱり、なんだかんだ幸せの象徴だったりするはずなんです。

この夏、初めて、被災地である東北の海と空、そして人々に触れました。なにがどう、あれがこう、というような、確かな言葉を自分の中にまだ見つけられないままですが、雨のあとには虹がでます。きっと、上を向いていれば、大きな空に七色に輝く虹は見えるはずです。
 
Client : 虹色写真館
Media : DM/看板/提灯
 
 
 
by monday_panda | 2013-09-01 10:31 | works【 illust 】
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先日、よく晴れた昼下がり、ガラガラの電車にぼ~っと乗っていました。すると、ピッチリ横分けの外国人の青年に、横浜駅までの行き方を尋ねられました。路線図を指差し、超片言の英語で答えてはみるものの、ちゃんと伝わってない気がします。距離もあり、乗り換えなんかもあって少し面倒くさそうなので、途中の駅まで一緒に行くことにしました。もちろんその車内、二人の間に会話はありません。シャイです。シャイボーイです。もうさすがに迷いようのない、横浜まであと5駅というところで、僕は途中下車。『ほなね』と手を挙げると、片言の日本語で『アリガト』と本場のサムズアップが返ってきました。同じ言葉を使い、ちゃんと想いや考えを伝える術を持っていても、睨み合い罵り合い、傷つけ合う現実がこの世界からはなくなりません。その反対に、伝える術を持ち合わせてなくても、目を合わせ微笑み合い、なぜか通じ合える事も多々あります。大事な事は、伝わる言葉よりも伝えたい気持ちです。言葉が無理なら態度で示せばいいんです。…なんつって。ずーっと英語を遠ざけて生きてきた、ただの言い訳ですが。

みんなが暮らす、まぁるい地球。子供じみたケンカをしているのは大人ばかりです。
 
Client : セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
Media : グリーティングカード
 
 
 
by monday_panda | 2013-08-28 15:44 | works【 illust 】
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プロ野球やJリーグなど、スポーツの世界でのシーズン終了後の関心ごとといえば、新戦力の入団やベテラン選手の引退、戦力外通告や移籍問題だと思います。贔屓にしているクラブチームから、主力選手が退団する時などは、とても淋しい気持ちになります。引退であれば『ありがとう。おつかれさま』と見送れるのですが、ライバルチームなどへの移籍となると、『なんでや〜!行くなーっ!』と叫びたくもなります。選手にとっては、キャリアアップであり、環境を変えることで、またひとつステップアップ出来るチャンスであるはずなのに。可愛さ余って憎さ百倍。今まで声を枯らし送っていた声援は、次のシーズンからはブーイングに変わるわけです。選手にとってファンは、相手を斬りつける刃にもなり、自分ののど元に突きつけられる切っ先にもなりうるのです。昨日の友は今日の敵。ファン心理は単純であり複雑です。自分も含め、ファンなんて無責任なものですね。

今、biリーグ(日本プロバスケットボールリーグ)はそんな悲喜こもごものオフシーズンです。3年程前、職も肩書きもなく、まだ海の物とも山の物ともつかない僕に、あっさりと選手のイラストを描かせてくれた秋田ノーザンハピネッツ。感謝しかありません。当時は暇と不安を食い潰す日々だったので、ただただ、何かすることがあるだけで、ありがたかったのです。初めは12人だった選手のキャラクターも、3シーズンが過ぎ、メンバーの退団や入団を繰り返し、少しずつ増えていってます。知らぬまに、キーホルダーやシールなどのグッズになってたりと、僕の手を離れても活躍してくれているようです。ファンの方にとってはあまり歓迎出来ない事かもしれないけれど、また新しいシーズン、新たな選手のキャラクターを描けるのは楽しみだったりします。イラストレーターも無責任なものですね。
 
Client : 秋田ノーザンハピネッツ
Media : キャラクターデザイン
 
 
 
by monday_panda | 2013-07-29 16:00 | works【 illust 】
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ちょっと大げさな表現かもしれませんが、小学生の頃、文房具って、自分の存在をクラス内で誇示するための、ひとつのツールだったような気がします。もちろんビックリマンシールだったり、シルバニアファミリーもまた然りです。当時は、単純にカッコいいから、カワイイからみんなに自慢したい!ただそんな気持ちだけだったとは思いますが。新しい文房具を持って来た子は、その日、クラスでちょっとした人気者でした。今思えば、文房具本来の機能よりも、プラスαの方がメインになった商品がたくさんあったなぁと。ボタンを押せばやたらパカパカ開く筆箱に、フィギュアのようなクオリティのまったく消せない消しゴムや、次々と芯が飛び出すロケット鉛筆に、いい香りのするシールやカラフルなにおい玉などなど。文房具の魅力というより、魔力に当時の僕たちは完全にやられてたんだなぁと。親におもちゃを買ってとねだるのは気がひけたけど、文房具なら少し罪悪感が軽減してたように思います。ほぼおもちゃみたいなもんだったけど。そんなことを思い出しながらのお仕事でした。

ということで、プラス株式会社様よりデコレーションローラー デコルノの第3弾が、6月12日より全国発売されています。6パターンの中の『タビ、クツ、イヌ』の3パターンのイラストを描かせていただきました。相変わらず顔に似合わず、かわいい感じのイラストに仕上がってます。味気のない手帳の賑やかしに、大事な人への手紙の彩りに、つまらない授業の癒しに、コロコロ、コロコロしてみてはいかがでしょうか。量販店などの文具・雑貨コーナーに置かれています。ご興味のある方はぜひ。レッツ、コロコロ!
 
Client : プラス株式会社
Media : デコレーションローラー デコルノ 用 イラストパターン
 
 
 
by monday_panda | 2013-06-19 13:00 | works【 illust 】
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今日も誰とも言葉を交わすことなく、誰かに何かを伝えることもなく、一日が終わりそうです。
いつからか友人知人の間では、無口キャラが定着している僕ですが、本来はお喋りの好きな目立ちたがり屋です。そして恥ずかしがり屋でもありますが。頭に浮かんだことを、そのまんま口から吐き出すタイプではないので、さほど口数は多くないけれど、意外と人と話すことが好きなんです。

ただ、なんでもかんでも言葉にすればいいとは思っていません。時にその沈黙が、言葉よりも大きな意味を持つことがあるように、その何気ない仕草が言葉を凌ぐことがあるように、こちらが意図しない所でも、相手に伝わる手段はいくつもあるんだと思います。とはいえ、自分が思っている以上に、自分の気持ちや想いが伝わっていないのも事実です。半分も伝わっていれば上出来だと思います。
例えば、大好きな子に、ただ『好きだ』と言って10%、ひざまずき花を差し出して20%、そして手にそっとキスをして30%、そんなことを毎日毎日繰り返して40%。がむしゃらにやってみても、それでも半分には届かない。100%伝える為には、他に何で補えばいいのか皆目見当がつきません。恋愛に限らず、自分ではない他人に気持ちを伝えるのって、それくらい面倒で、もどかしくて、回りくどいもんだと思っています。

そんな、花なのか、キスなのかは分かりませんが、今回のイラストはそういう役割のものです。クライアントへのプレゼンテーション、そこで提出する企画書のためだけに描きました。小さな文字がアリンコのようにビッシリと並ぶ書面。読み手にとっては地獄です。読んでも読んでも相手の意図が頭に入ってこない。まったく素敵なイメージが湧いてこない。受け取りたいのに汲み取れない。そんなもどかしい、伝えたいのに伝わらない時、僕の描く一枚のイラストが、せめて10%の花にでもなればいいのにな、なんて思っています。
 
Client : 某 ディスプレイデザイン会社
Media : 企画書用 イラスト
 
 
 
by monday_panda | 2013-06-14 03:13 | works【 illust 】



イラストレーター栄元太郎のブログ。イラストや写真や言葉。溜まったものを、ぽこぽことアウトプット。
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